リフォームを考えている人ならぜひとも知っておきたい補助金制度が2017年1月から始まりました。
「住宅ストック循環支援事業」がそれです。
エコリフォーム(省エネに配慮した住宅改修)などに対し、国から補助金が出るという制度です。
そこで、エコリフォームについてわかりやすく解説したいと思います。
目次
住宅ストック循環支援事業とは?
住宅ストック循環支援事業は国の経済対策の一環として実施される補助金制度です。
目的は中古住宅の流通促進やリフォーム市場の活性化にあります。
支援対象となるのは・・・
①自宅の省エネ性能などを高めるエコリフォーム
②40歳未満の若年層による中古住宅の購入
③耐震性のない住宅のエコ住宅への建て替え
リフォームを検討中の人は①のエコリフォームが対象となります。
エコリフォーム(省エネに配慮した住宅改修)とは?
エコリフォームで補助金が出るのは、以下のようなリフォームです。
断熱改修
窓やドアの開口部、外壁、屋根、天井、床などの断熱
設備改修
節水型トイレの設置など
リフォームの種類や改修箇所によって補助額が異なります。
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エコリフォームの補助金
補助金の対象となるリフォーム
設備エコ改修は、断熱改修と同時に実施しない場合は3種類以上の設置が条件となります。
一方、断熱改修や設備エコ解消と同時に、手すりの設置や段差解消といった「バリアフリー解消」をあわせて実施する場合も補助金が出ます。
補助金の上限は30万円。
ただし、旧耐震基準(1981年以前)で建てられた住宅を同時に耐震改修する場合は、15万円が上乗せされます。
種類 | 場所 | 補助額 |
---|---|---|
①断熱改修 | 窓設置 ドア交換 外壁 屋根・天井 床 | 0.3〜2万円 2〜2.5万円 12万円 3.6万円 6万円 |
②設備エコ改修 | 太陽熱利用システム 節水型トイレ 高断熱浴槽 高効率給油器 節湯水栓 | 2.4万円 2.4万円 2.4万円 2.4万円 2.4万円 |
③バリアフリー改修 | 手すり設置 段差解消 廊下、出入口の拡幅 | 0.6万円 0.6万円 3万円 |
補助金の申請法
補助金の申請は、施工主ではなく、工務店など施工業者が行う必要があります。
ただし、申請手続きができる施工業者には条件があります。
2017年3月までに「住宅ストック循環支援事業」の取扱業者として登録していること。
登録事業者名は以下のホームページで確認できます。
住宅ストック循環支援事業補助金
補助金の申請には期限がある
住宅ストック循環支援事業補助金は国の支援事業で、予算額が250億円と決まっています。
そのため、申請期限は6月30日となっており、それ以前でも予算に達すると、補助金事業は終了します。
また、補助金を受けるには、申請前に施工業者と契約を結び、遅くとも2017年12月31日までに工事を完了させる必要があります。
まとめ
ということで、エコリフォームについてご紹介しましたが、リフォームを考えている方はぜひ検討したい制度です。
せっかくの補助金制度なので、該当するリフォームであれば、利用しない手はないと思います。
申請には期限があるので、早めに調べて、申請をするようにしましょう。