インスタグラムなどSNSの流行で自撮りをアップする男女が急激に増えています。
そんな人たちがよく口にする悩みが「写真写りが悪すぎる」というもの。
実はコレには驚きの理由があるのを知っていますか?
写真写りが悪すぎると思っているのは、当人だけなのです。
そんなバカな!?
と思うかもしれませんが、心理学の実験ではちゃんと実証されているんです。
そこで、今回は写真写りが悪すぎる!と嘆く人に、本当の理由をお教えしたいと思います。
目次
写真写りが悪すぎるのは目の錯覚
写真写りが悪いというのは目の錯覚で勝手な思い込みである可能性が高い!
そんな実験結果があります。
実験を行ったのは、シカゴ大学とヴァージニア大学の研究グループです。
その方法は以下のようなものでした。
写真写りに関する面白実験
まず実験に協力してくれる人たちの写真を撮ります。
そして、画像処理ソフトを使って、「少し(20%程度)美形にしたバージョン」
「少し醜くしたバージョン」「無修整の写真」の合わせて3枚を用意します。
これらの写真を本人の前に並べて、次のような質問をします。
「この中で加工されていない写真はどれ?」
すると、多くの被験者が「無修整の写真」ではなく、「美形加工バージョン」を選んだのです。
つまり、人間は自分のことを本来の自分より「もう少しマシ」だと思い込んでいるということです。
この実験では、さらに面白いこともわかりました。
自分ではなく、他人の顔については、ほとんどの被験者が「無修整の写真」を選び、「これが本当の写真です」と、正しく選んだのです。
写真写りが悪いと思う原因は「自己高揚欲求」
このことからわかったのは、「人は自分に甘いが、他人にはクール」であるという事実です。
したがって、写真写りが悪すぎると悩んでいる人が他人に「私って写真写りが悪いでしょ?」と尋ねても、同意を得られないということです。
このように「自分に甘く、他人に厳しい」という性質を心理学では「自己高揚欲求」と呼ばれています。
そう、写真写りが悪いというのは、当人だけの思い込みである可能性が高いのです。
もしこうしたギャップをなくしたいなら、今の自分より2割ほど美しくなるよう自分磨きに励むことです。
そうすれば、理想の自分と現実の自分とのギャップは減るはずです。
とはいえ、今より少しでも写真写りを良くしたいという人は少なくないでしょう。
そこで、目の錯覚を利用して、手っ取り早く写真写りを良くするテクニックをご紹介したいと思います。
写真写りを良くする5つのテクニック
明るい色の服を着る
暗い色の服を着て写真を撮ると、どうしても顔色が悪く写ってしまいます。
そこで、写真を撮る時は、明るい色の服、パステルカラーを選びましょう。
小顔に見せる
美人の条件は「大きな目と小顔」と言われます。
そこで、写真を撮るときもそうなるようにします。
重要なポイントは「カメラの角度」です。
人に撮ってもらうときも自撮りのときも「斜め上」を心がけましょう。
アゴを上げずに、目だけを上げて斜め上から撮ることで、「目は大きく、顔は小さく」という理想の写真を撮ることが可能になります。
さらに、手を顔に添えることで、輪郭を隠すことで、小顔に見せることもできます。
目の輝きを増す
よく少女漫画のヒロインの目の中にいくつもの星が描かれていますが、これを参考にします。
写真を撮るときに瞳の中に光が入るようにするのです。
これはプロのカメラマンの間では、「キャッチライト」と呼ばれる手法です。
自分で部屋の中でやるには、キャンドルや丸い照明を用意しましょう。
そして、それを見つめながら、シャッターを押すのです。
すると、キラキラした美しい瞳の写真を撮ることができるはずです。
カメラを怖がらない
「写真写りが悪すぎる」と悩む人は、その時点ですでにマイナス思考に陥っています。
すると、表情も悪くなり、さらに写真写りが悪くなります。
写真を撮るときは、楽しむ気持ちになるだけで、写真写りは確実によくなります。
笑顔になりすぎない
可愛く写真を撮ってもらいたいと思うあまり、必要以上に笑顔作ろうとする人がいます。
これはかえって逆効果です。
無理に笑おうとせず、はにかむ程度の笑顔を作れるよう、家で鏡を使って練習するといいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
写真写りが悪いのは、勝手な思い込みである可能性が高いという事実を知って驚いた方も多いのではないでしょうか?
人間というのは自分に甘い生き物です。
そのことをまず自覚した上で、写真写りを良くする方法を試してみて下さい。
そうすれば、「思い通りの自分の姿」を写真に収めることができるようになるはずです。