この前、居酒屋で友人と飲んでいたら、隣の席のグループの会話が耳に入ってきました。
そのグループは男女6人ほどで、男性がある女性にこんな質問をしていました。
「君がいくつで結婚するかを占ってあげる?」
「えっ、ホント?」
そして、男はこう聞きました。
「まずさー、好きな数字を思い浮かべてみて?」
これを聞いていた僕は思わず心の中で、
「おおっ、懐かしい!」と叫んでしまいました。
これ昔流行った「相手の経験人数を聞かずに知る方法」ってヤツなんですね。
ある意味、相手を騙すという結構ヤバめの心理テストです。
これはブログのネタになるな、と思ったので、今回記事にしてみました。
相手の経験人数を聞かずに知る心理テストのやり方
飲み屋などで男女でいるときは必ずと言って恋愛トークが出ますね。
そんなとき、男は相手の女の子が付き合った男性の数や経験人数を知りたくなるものです。
では、そのやり方です。
まずあなたはお目当ての女性にこう言います。
「結構当たる占いがあるんだけど、
君はいくつくらいで結婚できるか知りたくない?」
たいていの女の子は占い好きなので、OKするでしょう。
そうしたら、次のように質問していきます。
①「2〜9までで好きな数字を一つ思い浮かべて」
相手が5を思い浮かべたとします。
②「その数字に9をかけてみて」
5×9=45
③「出た答えの一桁目と2桁目を足してみて」
4+5=9
④「出た答えに3をかけて見て」
9×3=27
⑤「出た答えにあなたのこれまでの男性経験人数を足してみて」
質問は以上です。
経験人数が3人なら、27+3=30
「いくつになった?」と聞くと、「30」と女性は答えるはずです。
そうしたら、こう答えます。
「君が結婚する年齢は30歳だよ!」
これで女性の男性経験3人が質問した男にバレちゃうのです。
30歳という結婚年齢なんて一切関係ありません。
質問した男は男性経験人数だけがわかればいいのですから。
なぜこうなるのか、そのカラクリを説明しましょう。
経験人数を知る心理テストのカラクリ
なぜ男性に経験人数がわかるかを説明します。
数字の2〜9であれば、どの数字を思い浮かべても②と③の計算をすれば、9になります。
・思い浮かべた数字が3の場合→3×9=27→2+7=9
・思い浮かべた数字が4の場合→4×9=36→3+6=9
・思い浮かべた数字が5の場合→5×9=45→4+5=9
・思い浮かべた数字が6の場合→6×9=54→5+4=9
・思い浮かべた数字が7の場合→7×9=63→6+3=9
・思い浮かべた数字が8の場合→8×9=72→7+2=9
・思い浮かべた数字が9の場合→9×9=81→8+1=9
④「出た答えに3をかけて見て」はフェイクみたいな質問です。
2でも3でも4でも5でもかまいません。
この場合、結婚年齢という質問なので、もっとも現実味のある年齢が出る3にしただけです。
すると、9×3=27なので、相手がどんな数字を思い浮かべようと、27です。
そして、このあとがポイントです。
出た数字に「男性経験人数を足す」
上記の例で言えば、女性が答えた数字から27を引くだけ。
30と答えれば、男性経験人数は3人。
35と答えれば、男性経験人数は8人。
女性が経験人数を言わなくても、男性にはわかってしまうのです。
相手の女性がある程度年配の既婚者であれば、こう質問を変えることもできます。
「あなたが離婚しそうな年齢を占って上げる?」
そして、9に4とか5をかければ、よりリアリティのある結果を言うことができます。
交際人数は5人と暴露された田中みな実
ネットで調べていたら、この計算式心理テストにひっかかった例が出ていました。
それは「有吉ジャポン」という番組で、アシスタントをつとめる田中みな実さん。
「結婚できる年齢がわかる計算式心理テスト」とい言われ、やった結果が5だったのです。
この場合は、「付き合った男性の数」という質問だったので、まだよかったですが、これが「男性経験人数」という質問だったら目も当てられませんね。
まとめ
ということで、「相手の経験人数が聞かずにわかる禁断の心理テスト」についてご紹介しました。
数字のマジックというか確かに面白いですが、これはだまし討ちみたいなもんです。
自分で使うというよりは、ひっかからないために知っておくといいと思います。
特に、男性は悪用厳禁ですよ。
飲み会なんかで使って、もしその場にこのテストのことを知っている人がいたら、評判がた落ちになりますから。
女性の方も今回ご紹介した質問が飲み会なんかの席で出たら、くれぐれも答えないようにしましょう。