今、人口減少という話題をよくニュースなんかでも耳にすることが多いと思います。実は日本の人口というのは徐々に減ってきているということが分かっています。
たとえば、日本の人口の10分の1以上が生活するという、首都の東京においても、東京五輪の開催予定であるという2020年の翌年には人口が減少するというように予想されていたりします。
2050年の日本の人口は約9700万人
国交省などによりますと、2050年にはなんと、日本の人口は約9700万人に減少するといわれています。
さらに、全国の6割以上の地域などで、人口が2010年時点の半分以下になるといわれているようです。
しかし、この人口減少には、専門家の間でも色々な意見があるようです。
たとえば、メリットであるという意見や、さらにデメリットが多いという意見などです。
そこで、この人口減少におけるメリットデメリットをご紹介したいと思います。
たとえば、人口減少で一番デメリットとされているのは、年々、老人を支えるという働き手世代などの割合が減っていくことといわれています。
働く若者がいなくなってしまうということです。
老人が増え、そして働く若者が増えていくと、そうなると、日本のGDPが低下してしまうという可能性がありますよね。
人口減少は経済全般に悪影響を及ぼす
さらには、日本の総人口が減少していくと、影響が経済全般などに波及してきてもおかしくないですよね。GDPも下がり、経済全般にも悪影響を及ぼすのではないかという見方がされています。
今現在も不況で、そして少子高齢化などの影響で景気などが悪化していますが、いまよりもそれは加速するのではといわれています。
しかし、反対にメリットもあるのでは、といわれています。たとえば、人口増加に今歯止めがかかるということは、たとえば、自然環境や、地球環境には良いことなのではないか、といった意見です。
地球などの負担は近年ますます増えてきていますし、電力などの問題も起きています。
そうした、地球の生命維持機能などの負担というものが人口減少において軽減されるのではないか、という見方がされたりもしています。
もう一つは、日本にとって、「経済成長がマイナスになる」という発想ではなく、人数が減っていくことで、また別の豊かさが手に入るのではないか、ということを言われています。
今のように、拡大・成長路線だけの発想だけではなく、少しの人数で、そしてあまりあくせくせずに、環境を大切にしながら、そして本当の意味の豊かさというものを追求するのには、とてもメリットがあるのではないか、といわれています。
いま現在、少子高齢化で、不景気といわれている日本ですが、この先どのように進んでいくのでしょうか。
人口減少というのは、マイナスナイメージがありますが、こういった見方次第で、なんだかメリットにも感じられてしまいます。
実はあまり知られていませんが、こういったメリット、デメリットがあるといわれているようなんですね。