トランプ氏がついに第45代アメリカ大統領に就任しました。
ワシントンで行われた就任式は異例ずくめで、トランプ派と反トランプ派が衝突。
先行きに不安を感じさせる船出となりました。
「アメリカを再び偉大な国にする」と訴えるトランプ大統領ですが、早くも辞任説が飛び交っています。
早ければ半年、遅くとも1年半以内に辞めることになるというのです。
そこで、トランプ辞任説の理由と真偽に迫ってみました。
トランプは弾劾裁判で罷免される
「トランプ大統領は1年半以内に罷免される」
こう予測するのは、アメリカン大学歴史学部のアラン・リッチマン教授です。
リッチマン教授は過去32年間のアメリカ大統領選で当選者をすべて予測した人物。
ワシントン・ポスト紙で、「安全保障問題」もしくは「倫理問題」を理由にあげています。
トランプ大統領を巡っては、ロシアとの関係が懸念されています。
CNNテレビなどは「トランプはロシアに不名誉な個人情報を握られ、脅されている」とするイギリスの諜報部員の機密文書を報じ、トランプ氏の怒りを買いました。
その一方で、トランプ氏はロシア政府がサイバー攻撃に関与していた事実を認めています。
今後、こうしたロシアとトランプ氏の関係が暴露され、不正行為があった場合は、弾劾裁判にかけられることになるというのです。
イギリス・マンチェスター大学のアンジェリア・ウィルソン教授もインディペンデント紙にこう語っています。
「ロシアとの悪しき関係が暴露されて、連邦議員から大統領不適格の烙印が押され、弾劾裁判にかけられるでしょう。1年か1年半で罷免させられると思う」
アメリカ大統領の過去の弾劾裁判
弾劾裁判は大統領が違反・不正行為によって訴追されること。
有罪になれば、大統領を罷免させられます。
アメリカ大統領で過去に弾劾裁判にかけられたのは2人。
アンドリュー・ジョンソンとビル・クリントンですが、いずれも無罪判決を受けています。
ウォーターゲート事件で知られるリチャード・ニクソン大統領は1974年に弾劾裁判にかけられそうになり、その前に辞職しました。
しかし、トランプ大統領の場合は、民主党だけでなく、身内の共和党内にも敵が多く、政策がうまく行かなければ、有権者に失望されるなど、不安材料がたくさんあります。
そのため、弾劾される可能性は高いという見方は少なくないようです。
ちなみに、アメリカの場合は大統領が辞めても、選挙は行われず、副大統領が就任します。
トランプ辞任は賭けの対象に!
トランプ大統領の辞任はブックメーカーも賭けの対象にしています。
アイルランドのブックメーカー「パディー・パワー」によると、トランプ大統領が半年以内に弾劾されるオッズは3倍だそうです。
まとめ
ということで、トランプ新大統領の辞任説に迫ってみましたが、いかがだったでしょうか?
半年1年で辞めるというのはともかく、管理人は少なくとも4年は持たないんじゃないかと予想しています。
ニューヨークでセレブ生活を謳歌してきたトランプ氏は大統領という職にそのうち飽きてしまうのでは?という声もあります。
トランプ大統領は予測不可能な性格だけに、アッと驚くような辞任劇があるかもしれませんね。