忙しい毎日を送っていると、ついお風呂が短時間になってしまいますし、
シャワーだけで済ませるという時もあるでしょう。
しかし、お風呂の時間こそが、のちのちのキレイを作り上げるための
重要な時間だとしたら、これからはじっくりとお風呂に入ろうかな?
と思えるかもしれません。
ここで紹介したいのが、「HSP(ヒートショックプロテイン)入浴法」です。
なんだか聞きなれない入浴法ですが、一体どんな入り方なのでしょうか。
HSP(ヒートショックプロテイン)とは
HSPというのは、ストレスによって傷ついた細胞を
修復してくれるたんぱく質のことを指します。
ストレスというのは、体の疲れ、病気、ケガ、精神的なものなどがありますが、
こうしたストレスは老化を早めて、体にも心にも悪い影響を及ぼします。
それをケアしてくれているのがHSPなんです。
HSPは年齢と共に減少してしまうため、ケガが治りにくくなったり、
病気にかかりやすくなります。
また、肌細胞の老化も進んでしまいます。
そんな風に減ってしまったHSPを、熱いお風呂に入って
体に軽いストレスを与えることで、人為的に増やすのがHSP入浴法なんです。
ヒートショックプロテイン入浴法のやり方
まず、水分を500mlほど取っておきます。
そして、42度ほどのお風呂に10分程度浸かり、
体温を38度前後にキープします。
口で測る体温計をくわえて行うと解りやすいでしょう。
湯温が下がらないように、浴槽のふたは首のところまで絞めておきましょう。
お湯から出た後にはタオルなどで体を保温し、15分ほどゆっくりと過ごします。
その間に水分をしっかり補給し、体温を自然なスピードで戻していきましょう。
湯船に浸かる時間は合計で良いので途中で休んでもOKですが、
体温を保つことだけは覚えておきましょう。
ヒートショックプロテイン入浴の効果
HSPが増えることで、コラーゲンが減るのを防ぐことができ、
肌のハリをキープできます。
また、汗をかくと老廃物が外へ出るので、美肌効果をもたらしてくれます。
体が温まると、疲れを取り除く物質『エンドルフィン』が分泌されて、
体がスッキリした感じがします。
また、体温が上がることで免疫力も強化され、
病気に負けない体づくりに役立つのです。
さらに、ストレスへの耐性も強くなり、
最近ではうつ病や抑うつ状態の改善にも利用されています。
嬉しい効果が沢山のヒートショックプロテイン入浴法。
週に2回行うのが効果的なので、早速試してみてくださいね。