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孤独感を克服する方法@空前のブームとなっている孤独のすすめ本からみる60歳過ぎてからの老後!

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高齢化社会が進む中、孤独死が大きな社会問題になっています。

実際、定年を迎えた男性の中には、孤独に耐えられないという人も増えており、老後に不安を抱える中高年は増えているようです。
実際、孤独死の7割が男性というデータもあります。

そんな中、今空前のブームになっているのが、孤独をポジティブに捉えた「孤独本」です。

五木寛之氏の「孤独のすすめ」は30万部を突破。下重暁子氏の「極上の孤独」は27万部とベストセラーが続々と誕生しています。

そこで、こうした「孤独本」ブームから見える60歳過ぎてからの老後の過ごし方について調べてみました。

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孤独を感じる原因

孤独感を克服するには、その原因を知る必要があります。

そもそも孤独感の正体は何なのか?
これを知ることがとても大事です。

たとえば、あなたは孤独な人というと、どんな印象を持ちますか?

寂しい人、惨めな人、嫌われている人・・・
多くの人はこうしたネガティブな印象を持ちがちです。

しかし、果たして本当にそうなのでしょうか?

そういうふうに感じてしまう原因の大半は周囲の目を気にしすぎていることから生まれています。

たとえば、知り合いに積極的に地域活動に参加し、友達の多い人がいるとします。
あなたはうらやましいと思うかもしれません。

では、なぜうらやましいと思うのか?
それは孤独=悪という先入観を持っているからです。

本来は何も無理して集団に溶け込む必要はないのです。
友人が少ないからといって孤独を感じる必要もないのです。

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孤独を肯定する本が売れる理由

孤独を肯定する本が今売れているのはナゼなのか?
「極上の孤独」の著者・下重暁子氏は週刊誌のインタビューでこう答えています。

「孤独を肯定する本が受け入れられているのは、それだけ孤独と向き合う必要性を感じている人が多いからだと思います。(中略)しかし人間とは、たくさんの人に囲まれてさえいれば幸せなのでしょうか。多くの友達と交際している社交的な人が精神的に満たされているとは限らないでしょう。

人は皆、本質的には“ひとり”なのだと思うのです。特に定年になって会社や組織を離れればひとりで過ごす時間は必然的に増え、高齢になるほど妻や家族、友人たちとの別れにも直面します。
その中で“孤独とどう付き合っていくか”と考え始める人が多いのではないでしょうか」
(引用元:週刊ポスト2018年6月1日号)

下重氏はその上で、こうアドバイスしています。

「歳を取ってからは人間関係に一喜一憂するより、自分の内面に向き合う時間を作るべきです。
孤独と寂しさは全くの別物。孤独を愉しむことを知っている人は、一人でいられる時間に喜びを感じ、人生をより愉快に過ごせると思うのです」
(引用元:週刊ポスト2018年6月1日号)

孤独を楽しむ方法

では、孤独を楽しむには、どんなことに心がければいいのか?

大事なのは、考え方を変えることです。

「ひとりでいるのは寂しい」ではなく、「ひとりでいられて楽しい」という思考にチェンジすること。
それにはひとりでやっても楽しいと思えるものを探すことです。

よく定年後に趣味のサークルに通う人がいますが、趣味を楽しむどころか人間関係で疲れてしまう人は多いのです。

それよりは趣味はひとりで楽しむものと決めて実践する方が充実感を得られ、孤独を解消することができます。

「『ひとり力』で孤独を愉しむ」の著者・弘兼憲史氏はこう言っています。

年を重ねると、誰にでも訪れる孤独を、マイナスにとらず、楽しくて自由なんだと考えることが大切

その上で、特に男性には「料理」をすることをすすめています。
料理は簡単に達成感を得られるため、「自分にもできた」という気持ちが人生を前向きにしてくれるというのです。

一方、「孤独のすすめ-人生後半の生き方」の著者・五木寛之氏は「頑張りすぎない」ことをあげています。

それには「『孤独』の時間を楽しみ、老いに伴う体や心の不調を穏やかに受け入れること」が大切だと書いています。

そして、こんなアドバイスをしています。
心が辛いときには『回想』することで癒しを得る

先のことを考えて不安になるより、楽しかった過去を思い出すことが重要だというのです。

五木氏の本の帯には、「人は年をとると、孤独という自由を手に入れる」と書かれていますが、孤独=自由という発想の転換が大事であるというわけです。

また、五木氏は「嫌老社会」という言葉も使っていて、老いることに嫌悪すると、孤独を楽しむことはできないとしています。

まとめ

いかがだったでしょうか?
日本人は得てして孤独をマイナスイメージにとらえてしまう傾向がありますが、全く逆の発想をして孤独をプラスイメージで捉えると、見えてくるものがあるというのが、「孤独のすすめ」を説く著者たちの共通点です。

人間は誰しも老いていきます。
そして、孤独は人間の宿命でもあります。
死ぬときはみんな1人なのです。

孤独感を克服するにはそうした覚悟を持つことから始まるのではないでしょうか?

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