事故や事件のニュースでよく出てくるのが、負傷者の状態を指す言葉です。
これは基本的に3つに分類されます。
「軽傷」
「重傷」
「重体」
あなたはこの3つの違いをきちんと説明できますか?
実はそれぞれの呼び方には、
治療にかかる日数や症状の重さによって違いがあるのです。
・「軽傷」とは?
「軽傷」はその名の通り「軽いケガ」のこと。
説明しなくてもだいたいわかりますよね。
ただし、この「軽傷」にも定義があります。
軽傷は、全治30日未満のケガのことをいいます。
・「重傷」とは?
重傷は、全治30日以上のケガのことをいいます。
負傷の度合いは重いものの、命に別状はない状態を指します。
・「重体」とは?
重体はケガの程度がもっとも深刻な状態を言います。
生死に関わるときに使われます。
「意識不明の重体」という表現が使われることがありますが、
これはまさしく危険な状態です。
つまり、「重体」と「重傷」の違いは、
命に関わる病状が重体、
命には別状はないが重い病状が重傷
ということになります。
重傷の場合は「全治〇ヶ月の重傷」という言い方をしますが、
重体の場合は「全治〇ヶ月の重体」とは言いませんよね。
これは生死に関わる状態だからです。
軽傷の場合も「全治〇ヶ月の軽傷」とは言いません。