梅干しが健康に良いことはよく知られていますね。
ただ、その食べ方や調理法にまでこだわっている人はそれほど多くはないのではないでしょうか?
実は、梅干しはちょっとした工夫でより効果的に摂取できるのです。
そこで、梅干しの効果的な食べ方について調べてみたので、ご紹介したいと思います。
梅干しは朝食べるのと夜食べるのではどっちがいい?
梅干しには、豊富なカルシウムが含まれています。
カルシウムが不足すると骨がスカスカになり、骨折しやすくなる骨粗しょう症などの原因になると言われています。
カルシウムは吸収されにくい栄養素であるため、吸収率を高める必要がありますが、梅にはそれを手助けするクエン酸が含まれています。
カルシウムを摂るのにベストな時間は夕食です。
なぜなら、夜は血液中のカルシウム量が減るからです。
したがって梅干しは夜食べると、より効果的です。
夕食時にカルシウムを多く摂って、睡眠中に吸収されるようにするのが良いのです。
老化防止に効果がある梅干しの漬け方
梅干しには老化防止効果があるといわれています。
これは梅リグナンという抗酸化作用の強い成分が含まれているからです。
この梅リグナンは梅干しをはちみつ漬けすると、より多く出てくるのです。
塩漬けに比べると、3割以上含有量が多いとされています。
便秘解消効果をより高める梅干しの摂り方
梅干しには便秘解消効果のあるクエン酸が豊富に含まれています。
より効果的にするには、ヨーグルト一緒に食べることです。
梅干しに含まれるクエン酸で悪玉菌を抑え、ヨーグルトで善玉菌を増やすことで、腸が活性化され、便秘を改善してくれます。
梅酒にヨーグルトを加えて飲むのも効果的です。
血液をサラサラにする梅干しの調理法
梅干しはそのまま食べるより煮て食べる方がより効果的です。
梅干しは加熱することで、梅干の糖の一部とクエン酸が科学反応を起こし、ムメフラールという成分が出てきます。
このムメフラールは、梅を加熱しないと出てこない成分で、血液が固まるのを防ぐ効果があります。
他にも、おすすめの梅干しの加熱調理法があります。
・梅干しの炊き込みご飯
1合につき1個の梅干しを入れて炊くだけ
・梅のパリパリ焼き
種を取った梅干し、豚バラ、しそを餃子の皮で巻いてごま油で焼く
・梅干しソース
梅干しをぬるま湯で1時間程度塩抜き。裏ごしして鍋に入れて砂糖とみりんを入れて弱火で15分煮る。
こうしてできた梅干しソースは万能調味料として使えます。
まとめ
健康に良い梅干しの効果的な食べ方をご紹介しました。
普段の食生活ではどうしても酸性食品を摂りがちです。
梅干しはアルカリ性食品であるため、身体のバランスを整えるのに最適なのです。
ただし、食べ過ぎすると、塩分の摂り過ぎになるので注意して下さい。