トレンドキャッチ

話のネタがきっと見つかる!

スポンサーリンク

Read Article

ドルはなぜ「$」と表記される?その歴史と由来を調べてみました

※当サイトはプロモーションを含みます

スポンサーリンク

アメリカの通貨は「ドル(dollar)」ですが、ドルは記号で「$」と表しますよね。
大文字の「S」に縦線を加えた記号ですが、よくよく考えてみると不思議じゃないですか?

「dollar」という文字のどこにも「S」は入っていませんね。
にもかかわらず、なぜドルを「$」と表記するのでしょうか?

34a17fc4cc59e627d0afb7c510a33e5b_s

気になったので、早速調べてみました。

アメリカ大陸を発見したスペインの頭文字「S」

アメリカ大陸はコロンブスによって発見されました。
コロンブスはイタリアのジェノバ生まれの船乗りですが、スペインのイサベラ女王から航海の費用などを援助してもらい、アメリカ大陸を発見しました。

つまり、スペインがアメリカを発見したことから、その頭文字の「S」が用いられたという説です。

「S」に加えられた縦線の意味は?

では、縦線は何を意味するのか?
これは2つの説があります。

ひとつはジブラルタル海峡の東の入り口にあるヘラクレスの柱を表現しているという説です。

もうひとつは、スペインの通貨「ペソ (Peso)」から来ているという説です。
一見なぜ?と思うかもしれませんが、「Peso」というスペルに注目してください。

ペソのPとSを組み合わせて書いているうち、Pがいつのまにか縦線になってしまい、「$」となったというのです。

スペインのペソは世界の通貨のルーツ

中世ヨーロッパではスペインが大きな力をふるっていました。

無敵艦隊と呼ばれ、大航海時代の主導権を握っていたのが、スペインでした。
スペインは新大陸から大量の銀を持ち帰り、保有していたため、純度の高い銀貨を鋳造できました。
当時のスペイン通貨は「ペソ銀貨」として知られ、国際貿易の場でも使用されていました。

ペソという通過名は、今でも各国で扱われています。
アルゼンチン・チリ・コロンビア・ドミニカ共和国・メキシコ・ウルグアイなど、かつてスペインの植民地であった国では、現在も自国の通貨を「ペソ」と呼んでいます。

やがてペソ銀貨は西インド諸島から極東にまで流通するようになり、さまざまな地域で使用されるようになります。
中国や日本の「元」や「円」などの通貨は、ペソ銀貨の丸い形から自国の通貨名に「丸い形」を意味する名前を付けたと言われています。

まとめ

ちなみに、ぺソ銀貨が名前の由来になっている通貨は、世界の人口の32%が使用していると言われ、スペインのペソはまさしく世界通貨のルーツと言える存在なのです。

  • ピックアップ
  • カテゴリー
Return Top