パソコンの性能を表すときにCPU、GPUというのがありますね。
処理能力を指す用語だというのは何となくわかっても、そもそもどんな意味でどんな違いがあるのか?
パソコン音痴の方にもわかりやすく解説したいと思います。
CPUとは?
CPUはセントラル・プロセッシング・ユニット(Central Processing Unit)の略です。
中央演算処理装置という意味です。
簡単に言えば、パソコン全体を制御する部品。人間で言えば、頭脳にあたります。
GPUとは?
GPUはグラフィック・プロセッシング・ユニット(Graphics Processing Unit)の略です。
画像演算処理装置という意味です。
パソコンの中でも画像を専門に制御する部品ですね。
CPUとGPUの違い
CPUとGPUの違いを勉強にたとえると・・・
国語や算数、社会など全教科に相当するのがCPU。
これに対し、美術のみに相当するのがGPU。
両者の役割をもう一度整理してみると・・・
パソコンの大部分の処理をするのがCPU。
その中で画像処理を担うのがGPUです。
パソコンを処理する装置という意味では、CPUもGPUも同じと言ってもいいでしょう。
CPUとパソコン性能
CPUは人間で言うと知能に当たります。
したがって処理能力が高い(計算が早くできる)ものほど性能が高く、パソコンを快適に動かすことができます。
GPUとパソコン性能
最近のパソコンではGPUはとても重要です。
というのは、動画が主流となっているからです。
GPUの性能が低いと、映像再生がもたついたり、途中で止まったりしてしまいます。
さらに、ゲームをやる場合は顕著です。
3Dグラフィックが駆使された最新のゲームをストレスなく楽しむには、GPUが高性能であることが必要なのです。
CPUとGPUの処理作業の違い
CPUとGPUの役割の違いは工場作業にたとえるとわかりやすいです。
画像処理はとても単純な作業です。
そのため、たくさんの従業員を雇って分担させることができます。
これに対し、CPUは順番に処理する必要があるため、人海戦術を採ることができません。
OSを動かし、プログラムを実行し、メモリーやハードディスクにデータを記録する。
これらの作業は順番に行う必要があるため、多人数で分担することはできないのです。
すごく単純に言ってしまえば、CPUとGPUはリーダーと部下の違いと言ってもいいでしょう。
まとめ
ということで、CPUとGPUの違いを解説しましたが、わかってもらえたでしょうか。
いずれにしろ、どちらも高性能なものが搭載されたパソコンが快適なのは言うまでもありません。
そして、当然高性能のパソコンは値段が張ります。
ネットやメールをやったり、簡単な文章を書くくらいなら、性能を気にすることはありませんが、ゲーム用途でパソコンを使う場合は、GPU性能の高いものを選んだ方がいいでしょう。