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日蓮宗と日蓮正宗の違いをわかりやすく解説します

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日本で最も多く信仰されているのが仏教です。

お釈迦さまの教えを守ってくことで救われるという考えが仏教の基本ですが、
宗派がたくさん分かれています。

例えばお葬式に訪れた時でも、
故人の家の宗派によってその様式が違ったことは無いでしょうか。

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さて、そんな仏教の宗派の中で名前が似ているのが、
「日蓮宗」と「日蓮正宗」です。

日蓮宗とは

日蓮宗は、お釈迦様が説法された中で最も尊いと言われている
『法華経』をよりどころとして、それを信じていれば仏となれるという教えです。

南無妙法蓮華経という一説を唱えることで、仏に近づけると信じられています。

これを説いたのが日蓮聖人で、とても気性が激しく、
日蓮宗以外の宗派に対して激しく反論したりなど、
その当時評判が良くなかったそうです。

そのため日蓮聖人は山で弟子を育てることに専念しました。

日蓮正宗とは

日蓮の弟子の中で直弟子となった6人の僧侶がおり、
それぞれ、日昭、日朗、日興、日向、日項、日持と言います。

この弟子たちは、日蓮聖人のように激しく批判したり、
日蓮宗を信じろと強く広めていくのはやめようと決めて、
もう少し優しく教えを説いていこうではないかと決めました。

しかし、6人のうちの一人である日興は、原理主義だったために他の5人に反発し、
新たに日蓮正宗を作り上げたのです。

日蓮正宗は、別名日興派とも呼ばれています

しかし、日興のやり方についていけないものも多く、
さらに孤立化してしまったという事です。

日蓮宗と日蓮正宗 2つの宗教の違い

まず、日蓮宗では日蓮の直弟子6人で、それぞれを認め合って
大きな組織として形成されていました。

一方、日蓮正宗は、宗教を立ち上げた日興のみを弟子として認めるよう変更し、
他の5人をないがしろにしました。
その後は、日蓮から日興へ、そしてまた次の弟子へと、
一人の師匠から一人の弟子へと伝えていく形式になっています。

次に、ご本尊の違いです。

2つの宗派とも、曼荼羅を本尊としていますが、
日蓮宗の場合は仏像がご本尊でも認められます。
しかし、日蓮正宗では仏像をみとめていないのです。

また、日蓮宗では、お寺の住職が書き写した曼荼羅を、
信徒に与えることができるのですが、日蓮正宗では大石寺の貫主だけが、
書き写して与えることができる唯一の役割となっています。

このように、宗派の成り立ちから見ても、対立している2つの宗派。
人を救う立場のお坊さんたちが争っているとはどういうことだ…と感じてしまいますが、
そんな2つの宗派でも同じ点があります。

それが、救われる呪文である「南無妙法蓮華経」を唱えるという点なのです。

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