会社などで毎年健康診断を受けているという人は、多いと思います。
悪い結果が出たら嫌だなと不安になりますが、病気を早期発見して予防するためには必要な検査だと考えているのでは?
でも、近年、この健康診断に疑問を唱える声が上がっていることをご存じですか?
健康診断は長生きするためではなく、かえって寿命を縮めるというのです。
医療関係者の中には、健康診断は病気を無くすどころから増やすことに繋がっていると警告する人もいます。
そこで、健康診断が寿命を縮めるという理由とその真偽について調べてみました。
健康診断では死亡率は減らない
健康診断の目的は病気をせずに長生きすることですよね。
しかし、こんな調査結果があります。
医師からの健康指導を受けるグループと、そうでないグループとで経過を観察したところ、ガンなどの病気での死亡率はどちらも大差ないという結果が出たのです。
これはつまり、健康診断で早期発見をしても、経過を見守っていようとも、長生きできるかできないかという点では変化がないという事です。
健康診断は病気の早期発見につながると言われていますが、実際に健康診断によって最悪の事態を免れたという人は、運が良かっただけで、“たまたま”だったとしか言いようがないのです。
確かに、毎年きちんと健康診断を受けているのに、ガンになったという人の話はよく聞きますよね。
重大な病気は検査で見つからないというのはよくあることなのです。
健康診断は薬の服用を増やしてしまう!?
健康診断などでは、年配の人たちがよく血糖値や血圧が高いと言われ、薬を処方されることがあります。
しかし、この薬が問題だという専門家も少なくありません。
例えば、血圧を下げる薬はむしろ心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めるという指摘もあります。
病気を予防するために処方された薬が原因で病気を発症するという皮肉な結果が起きているのです。
高齢者の中には、いわゆる薬漬けの人も少なくありませんが、一時的に症状を抑えられても、結果的に寿命を縮めることになる
と主張する医師もいます。
ガンや生活習慣病というのは、日常生活の中で予防するのが本来のあり方です。
薬を飲んだり、健康診断をするから予防することができるということではないのです。
健康診断はストレスを増大させる!
健康診断が悪影響をもたらす理由として上げられるのがストレスです。
医者から悪い診断を下されることで、身体に変調をきたしてしまうのです。
その結果、寿命が縮まるという訳です。
確かに、暴飲暴食や、無茶な生活を続けていれば病気になってもおかしくはありません。
自分でも気を付ける必要がありますが、医師から過剰に指導を受けることも問題です。
結果的にストレスを溜めることになり、病気の原因を作ることになりかねないのです。
まとめ
ということで、健康診断が寿命を縮めてしまう理由についてご紹介しました。
もちろん、健康診断全てが悪いと言っている訳ではありません。
覚えておいて欲しいのは、健康診断によってストレスや薬の影響を受けるということです。
健康に気を遣うことはもちろん大切ですが、健康に気を遣いすぎるのは考え物です。
昔から「病は気から」と言います。
良好な精神状態を保つことが健康への近道だということを肝に銘じましょう。