熊本地震の被災地では、
エコノミークラス症候群が
深刻な問題になっています。
避難生活が長引けば長引くほど
発症する人が増える可能性があります。
そんな中、こんなニュースが
報じられました。
グンゼが2000足の弾性ストッキングを
被災地に提供したというものです。
同ストッキングは、避難所や車で
寝泊まりしている人の血行を改善する
効果があり、エコノミークラス症候群を
防止できるそうです。
・出典:【熊本地震】エコノミー症候群を防ぐ…グンゼ、血行改善ストッキングを提供 – 産経WEST
そこで、この弾性ストッキングについて
早速調べてみました。
エコノミークラス症候群とは?
正式名称は肺血栓塞栓症と言います。
飛行機などで長時間に渡って、
同じ姿勢を取り続けていると、
発症することがあることから、
エコノミークラス症候群という
名前が付けられました。
ファーストクラスでも発症するため、
「旅行者血栓症」とも呼ばれます。
症状としては、脚の静脈の血が
流れにくくなり、血栓ができます。
これが肺に流れ込んでしまうと、
激しい胸の痛みや呼吸困難を引き起こし、
死に至ることもあります。
弾性ストッキングとは?
弾性ストッキングは、脚の静脈の
血液やリンパ液の流れを促進する
効果があります。
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元々は脚のむくみを予防や軽減のために
開発されました。
ふくらはぎは血流を良くするための
ポンプの役割をしています。
これを実現してくれるのが、
弾性ストッキングなのです。
静脈を圧迫すると、血流が悪くなると
思いますが、静脈には2種類あります。
「表在静脈」と「深部静脈」で、
エコノミークラス症候群の原因は、
「深部静脈」にできる血栓です。
深い部分にある静脈のため、
圧迫しても血流に影響はなく、
血流を速くする効果があるのです。
まとめ
エコノミークラス症候群を防ぐために、
弾性ストッキングが効果があることを
わかってもらえたと思います。
ストッキングだけに頼るのではなく、
水分をきちんと摂取し、適度な運動や
ストレッチも心がけましょう。