大きな被害を出した熊本地震。今も5万人近くの人が
避難生活を送る熊本市で、ボランティアの受け入れが始まりました。
熊本市中央区の「花畑広場」に設置された災害ボランティアセンターには、
午前10時半ごろから受け付けが始まり、およそ800人が並びました。
参加者の中には、震災のニュースを見て、
「いても立ってもいられなくて来た」という話す人もいました。
・出典:「いても立ってもいられない」 ボランティア本格化 (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース
そこで、災害ボランティアにはじめて参加する人のために
被災地で役立つ持ち物と服装をご紹介したいと思います。
災害ボランティアに参加する前に確認すべき事
災害ボランティアに参加する前に、
まず確認しておきたいことがあります。
○被災地の状況を確認
被災地の情報は自分でしっかり収集し、
現地に行くか行かないかを判断する
○交通手段は自分で確保
交通費は自己負担が原則です。
緊急車両や復旧作業の妨げにならないよう
自家用車での乗り入れは極力控えましょう。
○食事・宿泊は自分で準備
食事は自分で用意する必要があります。
宿泊場所の費用も自己負担となります。
○単独行動は避ける
ボランティアに行って二次災害に巻き込まれては、
逆に被災地に迷惑をかけることになってしまいます。
災害ボランティアの持ち物
ボランティア活動をするための装備品を
ご紹介したいと思います。
○消毒薬・絆創膏
現地でケガをしたときのためです。
○タオル・ポケットティッシュ
何かと便利です。
○汗ふきシート・水なしシャンプー
風呂やシャワーを使えないときのために必要です。
○スマホ・携帯の充電器
現地でのバッテリー切れに備えるためです。
○懐中電灯
バッテリーや電池が不要なものを用意しましょう。
災害ボランティアの服装
○長袖・長ズボン
肌が露出していると、ケガをする可能性があるので、
暑くても長袖を着て長ズボンを履いてください。
○ヘルメット
被災地での余震に備え、頭を守るヘルメットは
必需品です。
○ゴーグル・マスク
被災地では粉塵が舞っています。
伝染病などを予防するためにも
マスクはたくさん持って行きましょう。
○雨具
雨で身体が濡れて風邪を引かないために必要です。
○軍手・ゴム手袋
どちらかひとつではなく、
両方持って行くようにしましょう。
現地で作業するときはケガを防ぐためにも
軍手の上からゴム手袋をするのがベストです。
○長靴
釘が刺さらないよう厚底のものを選びましょう。
損害保険に加入する
万が一に備えて、保険に加入しておくというのもおすすめです。
保険は年額500円前後で加入できます。
ボランティア活動中の様々な事故によるケガや
食中毒や特定感染症や熱中症も補償されます。
まとめ
ということで、災害ボランティアに参加したい人のために
必要なものについてご紹介しました。
人助けに行った人が二次災害に遭っては、
迷惑をかけてしまうことになります。
ボランティアに参加する場合は、
くれぐれも装備品に注意するようにしましょう。