いま、常識とされていることが実は間違っているということが最近発覚した、ということは多いと思います。
中でも健康についてなどの常識は本当に間違っているということが実際に多く、食べ合わせなどもその一つといわれています。
皆さんは、「○○と○○は食い合わせが悪い」といった話を両親や、おじいちゃんおばあちゃんから教わったことはありませんか?
たとえば、鰻と梅干の食い合わせは悪いといったような話です。
実は、こうした食べ合わせの言い伝えなんですが、なんとなくすべて本当のことのような気がしてきますが、実はこの言い伝えには科学的根拠が一切ないということがわかっているんです。
語り継がれている昔話だったり、あるいは古人の言葉といったものは、なかには真実もあありますが、実は間違った言説だったり、さらには嘘などもあり、長い年月を経ていくうちに淘汰されていきますが、いまになって実は嘘が発覚しているものというのもたくさんあります。
「鰻と梅干は良くない」は医学的根拠なし
例えば先ほどの「鰻と梅干は良くない」と言われている食い合わせなんですが、これには医学的根拠というものは一切ありません。
両者の成分が結合した時に、腹痛などが起こったり、さらにはあまりよくない症状がでたりするのではないか、といわれていたそうですが、実は医学的にもこういったことが生じる可能性というのは0となっているそうです。
鰻と梅干に含まれる成分などが、一緒に食べることによって、中和されるという可能性も0となっています。
たとえば、鰻は脂っこいですし、これを酸味がある梅干しと一緒に食べることによって中和されるのではないか、と考えられるかもしれませんが、脂っこい物なんて、鰻だけではありませんよね。
ですので、あえてこの2つを組み合わせたとして中和というものは特にされたりはしませんし、この組み合わせそのものになんの根拠もない、ということがいわれています。
たとえば、これは心理的な要因で、もしかしたら下痢などが起こってしまったとしたら、それは思い込みによるものです。
思い込みというものはとてもすごいもので、中には本当に気分が悪くなったりする人もいるのですから、凄いですよね。
さらには、サバやエビだったり、さらにはアサリやカニと言ったものも食い合わせが悪い、といわれていますが、これらは、もともと傷みやすいものであり、単品であっても劣化しやすいものなので、食い合わせということで何か反応が起きるわけではありません。
さらに、これらの食い合わせもなんの医学的根拠もないことが発覚しています。
いかがでしたか?実は食い合わせというものにはなんの医学的根拠もなく、なにも神経質に考える必要がないということが現代では分かっています。
昔の人のことわざなどは現在に活かすことはできますが、こういった間違ったうわさなどもありますので、惑わされないようにすることが大切ですね。