子育てサポート企業として、厚生労働大臣の認定を受けた企業は
「くるみんマーク」をその証として受け取ることができます。
くるみんマークは、“次世代育成支援対策推進法”に基づいて、
一定の基準を満たした企業が申請を行うことで、
子育てサポート企業としての認証を受け、“くるみん認定”を受けることができるというもの。
現在は約2400社がくるみん認定を受けています。
プラチナくるみん認定制度とは?
この、くるみん認定を受けている企業の中で、さらに継続的に取り組みをしている企業や、
高い水準の取り組みができている企業は“プラチナくるみん認定”を
受けることができるようになりました。
こちらは、現在50社ほどが認定されています。
この、プラチナくるみんは、くるみん制度よりも基準が厳しく定められているのですが、
認定されると、あらゆる届け出の免除や税金の面で優遇されるなどのメリットがあるのです。
くるみん認定される企業
そもそも、くるみん認定制度は子育てと仕事との両立を支援するのが目的です。
そのような企業が増えることで、男性も女性ももっと社会進出がしやすくなり、
かつ、出産や育児によって仕事が難しくなるなどの要因を減らすことができるのです。
くるみん認定されるには、
・男性社員の中で育児休暇などを取得した人数が一定数いること
・残業削減、有給休暇取得推進などを実施している
などの条件が必要です。
くるみん認定を受けると、くるみんマークを掲げることができ、
子育て支援に積極的な企業であることをアピールできるのです。
プラチナくるみん認定されるには
プラチナくるみん企業に認定されるのは、これまでに、
くるみん認定されたことがある企業に限定されます。
その企業の中で、
・女性の育児休暇取得率が75%以上、男性は13%以上
・育児休暇と同等の休暇制度を利用した合計が30%以上
この条件のどちらかを満たしていないとけません。
くるみん認定から、さらにプラチナくるみん認定を受けるにはハードルが高いために、
認定されることの意味はとても大きなものなのです。
プラチナくるみん認定は子育て支援を行っている最高の証、ということになるのです。
プラチナくるみん認定を受けた企業は、一般事業主行動計画の届け出義務免除
というメリットがありますが、一方で“次世代育成支援対策”の実施状況を
公表しなければなりません。
一度認定を受けたからといって、その後の活動を怠ってはいけないということですね。
子育てをしながら働くというのは、現代において難しいと考えられていますが、
くるみん認定・プラチナくるみん認定を受けた企業であれば、
そういった悩みにしっかりと答えてくれるのではないでしょうか。