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プロパンガスと都市ガスの違いとメリット&デメリットをわかりやすく解説

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都市ガスとプロパンガスは、ガスを使用するという点では、何ら変わりなく使用が可能ですが、ガスの成分、発熱量、費用などの違いはあります。
最大の違いは使用するコンロですので、間違えないようにしましょう。

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プロパンガスはブタンやプロパン、都市ガスはメタンが主成分です。

プロパンガスは「液化石油ガス」を意味し、圧縮すると常温で液化しやすいブタンやプロパンを主成分としたガス燃料のことです。
本来は無色・無臭ですが、ガス漏れ時にすぐに気が付くよう匂いをつけてあります。
マイナス42℃まで冷すと液体になり、体積が250分の1と小さくなります。
そして空気より重いのが特徴です。

常温でも8気圧と比較的低い圧力で液化するので、ボンベに充填して運搬がしやすく、そのため都市ガスのインフラが行き渡っていない郊外や、地方都市などで現在も広く家庭用の熱源として利用されていることが多いです。

一方、都市ガスは、張り巡らされたガス導管を通じて供給されるガスを指すもので、天然ガス(メタン)を主成分とするガス燃料です。

都市ガスもプロパンガスと同様、本来は無色・無臭ですが、ガス漏れ時にすぐに気が付くよう匂いをつけてあります。
マイナス162度まで冷すと液体になり、体積が600分の1と小さくなります。
そして空気より軽いのが特徴です。

ブタンやプロパンと違うのは、液化するには圧縮するだけでなく、約マイナス160度以下まで冷やす必要があるということです。
そのためボンベなどでの運搬には適さず、地中に張りめぐらせたガス管を使って気体のまま家庭に供給されるのです。

これらはガスの成分や発熱量が異なるので、供給されるガスに適した器具を用意しなければなりません。

次に、プロパンガスと都市ガスのメリットとデメリットです。

○プロパンガスのメリット

ガスの熱量の効率を比べると、プロパンガスは都市ガスの約2倍のカロリーを誇ります。
1立方メートルあたりのカロリーはプロパンガスが約24000kcal、都市ガスは12000kcalといわれているので、料理店などは都市ガスの使える地域でもわざわざプロパンガスを使うといいます。

そして、プロパンはガスを使う仕組みが非常に単純なので、設置や復旧が早いです。
阪神大震災の時、電気や水道、電話、都市ガスをおさえて、まっさきに復旧したのがプロパンガスだそうです。
プロパンガスは建築時に施設を設置しますが、これにほとんど費用がかかりません。

プロパンガスの成分は日本全国ほぼ同じです。
そのため、ガスコンロなどの器具は「プロパンガスガス用」と表示してあるものなら全国どこでも使用可能です。
そしてプロパンガスは、都市ガスが通っていないところでも使用できます。

○プロパンガスのデメリット

使用料金が高いです。
都市ガスより高く設定されています。
毎月固定で払う費用も高く、また最初に契約する際に預かり金として1万円を預ける必要があります。そのため、都市ガスの物件よりも賃貸料が安くなっている可能性もあります。

また万が一漏れた場合、プロパンガスは空気より重いため、地下式など建物の低い部分にたまりやすく、ガス漏れの際に室内にガスがたまり、事故になる可能性があります。

○都市ガスのメリット

プロパンガスより使用料金が安いです。
ガスの使い方にもよりますが、都市ガスはプロパンガスと比べて半分か3分の2くらいは安くなります。

賃貸選びの一つの条件として、都市ガスであることを選ぶ人がいるほど重要視されています。
家族が多い、お風呂が好きな方などは、このガス代が大きな出費となって毎月の家計に影響を及ぼしてきます。
もし、同じ賃貸料金であれば、都市ガスを選ぶ方がお得だと言えます。

また、都市ガスではボンベの設置が不要ですので、今まで場所をとっていたスペースが、自転車置き場や物置などに有効活用できます。

そして万が一漏れた場合も、空気より軽い都市ガスは換気扇など通常の換気経路を通じて排気されます。

○都市ガスのデメリット

都市ガスは地中にガスパイプを埋めて使用しますので、災害の時はもちろん、災害後も完全に安全確認が出来ないと使用できません。
そのため、復旧はかなり遅れます。

都市ガスは建築時に地中のガス管から宅内までの取出しが必要となります。
これには当然費用がかかり、自分で支払わなければなりません。

また原料や製造法、発熱量の違いによって7つのグループに分かれているため、引越しなどで供給されるガスの種類が変わった場合は、器具の調整や買い替えをしないと安全に使用できません。

都市ガスとプロパンガス、どちらにもメリット、デメリットがありますが、火力、料金など何を優先で選ぶかを一度考えてみるといいのではないでしょうか。

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