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トリプルネガティブ乳がんとは?治療法と余命・生存率について調べてみました

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毎年およそ9万人が発症すると言われる乳がん。
患者数は年々増加の傾向にあります。

乳がんは早期発見して適切な治療を行えば、完治すると言われていますが、深刻なケースもあります。

それは「トリプルネガティブ」という状態の乳がんです。
乳がんで亡くなった小林麻央さんはトリプルネガティブだったと言われています。

そこで、「トリプルネガティブ」について詳しく調べてみました。

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トリプルネガティブとは?

トリプルネガティブは直訳すると、「3つの否定的な要素」という意味になります。

乳がんにおけるトリプルネガティブは以下の3つを指します。

「エストロゲン」
「プロゲステロン」
「HER2」

「エストロゲン」と「プロゲステロン」は乳がんに関係している女性ホルモン。
「HER2」は細胞の表面にあるたんぱく質です。

この3つに対する受容体がない乳がんのことを「トリプルネガティブ」と言います。

「受容体」というのは、刺激を感知する物質のことを言います。
身体の中に受容体がないと、がんの治療薬やホルモン療法を行っても効果が出ないのです。

トリプルネガティブ乳がんの診断

トリプルネガティブ乳がんは精密検査でわかります。
生体検査で受容体の有無を調べることで診断が可能です。

ちなみに、乳がん患者の中でトリプルネガティブ乳がんが占める割合は10~15%と言われています。

トリプルネガティブは治療法が限定される

通常の乳がんは手術と化学療法での治療が一般的です。
最近は分子標的薬やホルモン療法が乳がんに効果的とされています。

これらの乳がん治療は、女性ホルモン受容体とHER2受容体の有無によって選択されます。
通常の乳がんはどちらかの受容体に反応するため、有効な治療法を選ぶことができるのです。

ところが、トリプルネガティブの場合は、分子標的薬やホルモン療法などが使えません。

分子標的薬とは?

トリプルネガティブ乳がん患者には使えないという分子標的薬とはいかなるものなのでしょうか?
通常の抗がん剤は正常な細胞にもダメージを与えますが、「分子標的薬」は、がん細胞の増殖や転移をおこなう特定の分子だけを狙い撃ちにするため、正常な細胞へのダメージが少ないのが大きな特長です。

ホルモン療法とは?

ホルモン療法は、乳がんの増殖を促す女性ホルモン(エストロゲン)が働かないようにする治療法で、抗エストロゲン剤が多く使われます。
この薬は、乳がんの増殖を促すエストロゲンがエストロゲン受容体(ER)と結合するのを妨げることで、ホルモン依存性の乳がんの増殖を抑える作用があります。
しかし、エストロゲンの受容体がないトリプルネガティブの患者には効果が出ません。

トリプルネガティブ乳がんの予後

分子標的薬やホルモン療法が使えないトリプルネガティブ乳がんは、手術でがんを取り除いても再発しやすく予後不良になりやすいと言われています。

しかし、必ずしもそうではありません。

分子標的薬やホルモン療法は使えなくても、抗がん剤や放射線治療は可能です。
「化学療法をすれば良く効く」比較的予後が良いタイプの人や「そもそも化学療法の必要がない」予後良好のタイプの人もいます。

トリプルネガティブ乳がんの治療法

トリプルネガティブ乳がんは手術が最初の選択肢となります。
腫瘍が小さければ、通常のがん手術と変わらず、1cm以下であれば、完治する確率はかなり高いとされます。

ただし、トリプルネガティブは進行が速いため、ステージが進んだ状態で発見されることが多いようです。
5㎜程度の腫瘍が数か月で、3㎝以上になるというケースも少なくないようです。

麻央さんは最初の検査では、がんと確定されませんでしたが、再検査でがんとわかったときはかなりステージが進行していたとみられています。

トリプルネガティブ乳がんで腫瘍が大きい場合は、まず「術前化学療法」を行います。
抗がん剤や放射線などを使った化学療法で腫瘍を小さくしてから、切除する方法です。

しかし、「術前化学療法」が効かない人もいるようで、麻央さんも「術前化学療法」を行っていたようですが、がんの縮小効果はなかったようです。

トリプルネガティブ乳がんの転移と再発率

トリプルネガティブ乳がんであっても初期であれば、手術で取り除くことができます。

通常の乳がんは5年以内の再発率15%程度と言われます。

しかし、トリプルネガティブ乳がんの場合は30〜50%と再発率は高いようです。
ちなみに、再発しやすいのは1~3年と言われています。

トリプルネガティブ乳がんの余命・生存率

トリプルネガティブ乳がんが転移・再発した場合、気になるのが生存率です。

通常の乳がんの10年生存率は80%に達していて、再発さえなければ長生きできます。

ただし、トリプルネガティブ乳がんは再発したら余命9ヶ月と言われていて、通常の乳がんより余命は短くなっています。

とはいえ、トリプルネガティブ乳がんが再発した人の中には5年以上生存している人もいます。

また、抗がん剤治療でがんが消失し、その後は再発することなしに元気に暮らしている方もいます。

まとめ

トリプルネガティブ乳がんは難治性の高いがんであることは間違いありません。
しかし、抗がん剤治療は有効ですし、実際に効果がある人も少なくありません。

効果がある抗がん剤を手探りで探さなければならないという困難さはありますが、自分に合う抗がん剤が見つかれば、劇的に改善することもあります。

また、トリプルネガティブ乳がん患者に効く薬の開発も進んでいるので、決して諦めないことです。

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