大手コンビニチェーンとして全国展開しているローソン。
今やセブンイレブンと並ぶ代表的なコンビニです。
管理人の家に近くにはローソンもセブンイレブンもあるのですが、最近はローソンをよく利用しています。
理由はNTTドコモが発行しているdカードにあります。
ローソンはdカードで代金を支払うと、3%引きになるからです(笑。
それはともかく、今日ローソンに行ってふとこんな疑問が湧きました。
それはローソンの看板です。
青地に白でローソンのロゴと一緒にミルク缶が描かれていますよね。
コンビニなのに一体なぜ牛乳なのか?
すごく気になったので、早速調べてみました。
ローソンの起源
ローソンという店名の由来はJ.J.ローソンという人の名前から来ています。
ローソン氏は1939年、アメリカオハイオ州で牛乳販売店を開きました。
このお店は、「ミルクショップ・ローソン」(ローソンさんの牛乳屋さん)として評判になりました。
新鮮でおいしい牛乳を売っていると、毎朝多くのお客さんが買いにやって来るようになったのです。
その後、ローソン氏は「ローソンミルク社」を設立。
日用品などの生活必需品を売るようになり、アメリカ北東部を中心にチェーン展開するようになりました。
これがローソンの由来です。
アメリカにローソンは存在しない
ローソンミルク社は1959年、アメリカの食品大手のコンソリデーテッド・フーズ社の傘下となります。
そして、店舗をどんどん増やし、コンビニエンスストアの運営システムを確立して行きました。
しかし、現在アメリカにはローソンという名のコンビニは存在しません。
日本でのローソン誕生の経緯
日本でローソンが初めて営業を開始したのは、1975年6月14日。
大阪府豊中市の桜塚店が1号店です。
当時ローソンの親会社だったダイエーがセブンイレブンに対抗するためにコンソリデーテッド・フーズ社とコンサルティング契約を締結したのが始まりです。
ちなみに、創業者のJ.J.ローソン氏は大の日本びいきで、日本での出店に大喜びだったとか。
実は、アメリカではローソンの看板は「L」のマークでした。
看板のミルク缶はフランダースの犬がヒント
面白いのは、ミルク缶のイラストが加えられたのは、「フランダースの犬」が由来だったこと。
ローソン氏は「フランダースの犬」が大好きだったそうですが、当時日本でもアニメ放映されていました。
そこで、アニメの中でパトラッシュが運んでいたミルクの缶をシンボルにしたら?という案が出て、今の看板になったそうです。
ローソンの看板を巡っては、もうひとつ面白い逸話があります。
看板の形を見ると、左右にくびれていますが、これは看板が電線に当たりそうになったため、横を削ったんだそうです。
ローソンには茶色の看板の店もある!
青地に白のイメージが定着しているローソンの看板ですが、茶色のものもあります。
これは「ナチュラルローソン」で、女性をターゲットにしたものです。
コンセプトは、「美しく健康で快適な」ライフスタイルを身近でサポートするお店。
素材にこだわった品揃えとなっています。
看板のイラストは葉っぱをイメージしていて、ナチュラル感が出ていますね。
まとめ
ということで、ローソンの看板の由来についてご紹介しました。
看板のミルク缶は創業者が牛乳屋さんだったためですが、「フランダースの犬」がヒントになっていたとは驚きでした。
あなたも今度ローソンに行ったら、看板をじっくりと見てみてはいかがでしょうか?