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婚約指輪は給料の3ヶ月分の由来は?その裏には巧妙な販売戦略があった

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プロポーズの時に贈る婚約指輪。
一体いくらくらいお金をかければいいのか?

昔から決まりのように言われるのが・・・
「給料の3ヶ月分」です。

でも、これって誰が決めたの?
何か由来はあるの?

そう思ったことがある人は多いのでは?

仮に給料が30万円だとすると・・・
婚約指輪の値段は90万円という計算になります。

これってちょっと高すぎると思いませんか?

そこで、この「婚約指輪給料の3ヶ月分」説を調べてみると、ある興味深い事実に行き着きました。

yubiwa

給料の3ヶ月分は有名ダイアモンド会社の販売戦略だった

「婚約指輪は給料の3ヶ月分」という言葉が誕生したのは、1970年代。
ダイアモンドで有名なデビアス社が指輪の販売促進のために使い始めたキャッチフレーズでした。

時は高度経済成長時代が終わりつつある頃。
ダイアモンドを売らんがために考え出された戦略だったのです。

実際、当時の日本では、このキャッチフレーズが大当たりし、いつしか「婚約指輪は給料の3ヶ月分」というのが常識となったのです。

世界のダイアモンド市場を独占するデビアス社

デビアス社は世界有数のダイアモンド発掘地の南アフリカにある会社です。
ヨハネスブルグに本社を置くデビアス社は、19世紀に設立されました。

ダイアモンドは中世の頃、最愛の人に贈るという慣習はありましたが、権力者に限られていました。
しかし、20世紀に入り、デビアス社は「ダイヤモンドは永遠と愛の象徴」という宣伝文句を考案。
婚約指輪として広めようと考えました。

そこで、有名ハリウッド女優に使わせたり、ファッションデザイナーを雇い、テレビやラジオで大々的にダイアモンドの指輪のCMを流したのです。
さらに、ダイアモンドを広めるためにイギリス王室に献上したりもしました。

この戦略が大当たりし、「ダイアモンド=指輪」が定着したのです。

デビアス社は「新しい鉱山が発見されると、そこの原石をすべて買い取る」という方法で世界のダイヤ原石をほぼ独占。
今でこそシェアは50%程度に下がっていますが、かつてはデビアスグループは9割のシェアを占めていたと言われています。

現代の婚約指輪の平均購入金額は?

デビアス社の販売戦略だった「婚約指輪は給料の3ヶ月分」ですが、実際は婚約指輪にどれくらいのお金をかけているのでしょうか?

結婚情報誌でおなじみの「ゼクシィ結婚トレンド調査2015年版」によると、婚約指輪の平均価格は34.0万円となっています。
ちなみに、結婚指輪の平均価格は2つ合わせて23.8万円という結果になっています。
・出典元ゼクシィ

給料の3ヶ月分には満たない金額である事がわかります。

まとめ

ということで、「婚約指輪給料の3ヶ月分」説についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
要するに、有名ダイアモンド会社が考え出した販売戦略だったんですね。

しかし、今は婚約指輪に給料の3ヶ月分のお金をかけるカップルはほとんどいないようです。
ある意味で、適正な価格になったと言えるかもしれませんね。

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