テレビを観ていたら、タレント柳沢慎吾さんが出てきました。
その決めぜりふと言えば・・・
「あばよ!」
またやってるなあ、と思ったあと、ふと疑問が湧きました。
「あばよ!」って、別れを告げるときに使う言葉ですが、そもそも「あばよ!」の語源って何?
ということで、早速調べてみました。
結論から言うと、諸説あるようなんですが、その中にはなかなか面白い説もありました。
それでは、ご紹介しましょう。
「さらばよ」がつづまった説
別れのあいさつに「さらば」という言葉がありますね。
この「さ(あ)らばよ」がつづまって「あばよ」になったという説です。
「あば」という幼児語から来た説
赤ちゃん言葉「あばあば」の「あば」に「よ」がついたという説です。
しかし、この説だと「あばよ」という言葉が先にあったことになります。
そのため、これは間違いだとの指摘もあります。
「また逢はばや」が転じた説
「また逢いましょう」の「またあはばや」が転じたものという説です。
「またあはばや」の「あ」と「ば」に助詞の「よ」がくっついて、「あばよ」になったというのです。
少々無理がある気もしますね。
「按配(あんばい)よう」を略した説
この説がもっとも有力視されているようです。
「按配(あんばい)」とは「体調」の意味。
按配はどうですか?と言ったりしますよね。
この「按配よう」が略されて「あばよ」になったという説です。
別れのあいさつで「元気でね」という言い方もすることがありますよね。
つまり、「あんばいよう」→「あばよ」
ところで、「按配」を「塩梅」ということがありますよね。
どちらも同じ意味ですが、なぜ「塩梅」というのか知ってますか?
塩梅は梅の塩加減のこと。
つまり、梅と塩のバランスが良い物を「塩梅」と言うようになったんです。
では、もうひとつオマケの豆知識です。
「さようなら」の語源は?
「あばよ!」は「さようなら」という意味ですが、この「さようなら」の語源を紹介したいと思います。
「さようなら」の語源は「左様ならば(さやうならば)」です。
別れ際に言う「じゃあ、そういうことで」のような言葉。
「ば」が略されて、「さようなら」になりました。
まとめ
ということで、「あばよ!」の語源を紹介しました。
「按配(あんばい)よう」というのが、最も有力なようです。
柳沢慎吾さんは「あばよ!」の語源って知っているのかなあ?
もし、会えたら聞いてみたいですね。