ゴルフは今やすっかり国民的スポーツになりました。
プロを目指す若い人から健康のためにプレーする中高年まで、ゴルフ人口は年々増えています。
男子では松山英樹のようなトッププロが海外で優勝したかと思えば、国内の女子では10代の高校生プロが誕生したり・・・
最近では、我が子をプロゴルファーにしたいと英才教育を施す親も少なくないみたいです。
そんな人気スポーツのゴルフですが、こんな疑問を持ったことはありませんか?
それは・・・
「ゴルフ場はなぜ18ホールなの?」
10でも20でも30でもなく18。
なぜこんな中途半端な数字なんでしょうか?
そこで、調べてみると、意外な理由がわかりました。
目次
18ホールはウイスキーから来たという説
ゴルフ場が18ホールになった理由はウイスキーが元になっているという説があります。
ゴルフとウイスキーにどんな関係があるの?
と、思ってしまいますが、以下のような理由があります。
かつてのゴルファーは1ホールをプレーするごとにグラス1杯のウイスキーを飲んでいたそうです。
これをウイスキー1本で換算すると、約18杯飲める計算になります。
それに合わせて、ゴルフ場は18ホールになったというのです。
ウィスキー1杯のことをワンショットといいますが、ゴルフの一打もワンショット。
こうした由来があるとも言われています。
でも、この説はもっともらしいですが、疑問も残りますね。
18ホール回る間にウイスキーを1本空けたら、普通はべろべろになります。
よほどの酒豪じゃなければ、ゴルフをするどころじゃありませんよね。
そこで、さらに調べてみると・・・
世界最古のゴルフ場セント・アンドリュースは元々は22ホールだった!
世界最古のゴルフ場はイギリス・スコットランドのセント・アンドリュースです。
ここは全英オープンが行われる名門コースとして知られ、ゴルファーにとって聖地とも言えるゴルフ場です。
実は、このセント・アンドリュースは当初22ホールありました。
11個のグリーンをもつ2つのホールだったのです。
ところが、19世紀半ば、そのうちの2つのグリーン、計4つが市に没収されてしまいました。
つまり、22ー4=18となったというのです。
その後、1ラウンド18ホールがちょうどいいという意見が多く出たため、現在の18ホールに落ち着いたというわけです。
現在、この説がもっとも有力なようです。
ゴルフで18ホール回るとどれくらいの時間がかかる?
では、18ホールを回るにはどれくらいの時間がかかるのでしょうか?
18ホール回るのに要する時間はゴルフの腕前で変わってきます。
上手なゴルファーが4人で回った場合は、おおよそ3時間半。
下手な人が入ると、4時間以上かかります。
ゴルフ場の18ホールはインとアウトの9ホールずつに分かれます。
したがってハーフだとおよそ2時間。
朝9時にアウト(前半9ホール)スタートすると、ハーフを終えるのは11時。
昼食休憩を取って午後1時からイン(後半9ホール)スタートすると午後3時頃にホールアウト。
これが1ラウンド(18ホール)に要する時間です。
世界最速の18ホールプレー時間は?
では、18ホールを最速で回った場合はどれくらいの時間で回れるのでしょうか?
記録によれば、何と29分33秒!
スティーブ・スコットという人が達成した記録で、ずっと走りながら18ホールをプレーして出したタイムだそうです。
気になるスコアは92。
100を切ってますから、スゴいですよね。
ゴルフで18ホール回ると距離はどれくらい?
次に、調べてみたのが、総歩行距離です。
18ホールをプレイしたとき、どれくらいの距離を歩くことになるのか?
ゴルフ場によって距離に違いはありますが、平均的なコースは18ホールで、およそ5〜6キロ。
下手な人だと左右に歩くことになるため、1.5倍歩くことになります。
したがって、18ホールを歩く距離は7.5〜9キロ。
10キロ以下です。
思ったより歩いていないですよね。
まとめ
ということで、ゴルフにまつわる雑学を紹介しました。
まとめてみると・・・
・18ホールはウイスキー18杯分
・元々は22ホールが18ホールになった
・18ホールのプレー時間はおよそ4時間
・18ホールの歩く距離は10キロ以下
ゴルフ仲間との話のネタにしてみてはいかがでしょうか?
健康のためにゴルフをやっているという人も多いと思いますが、確かに運動量としては手頃かもしれませんね。