よく車を運転するという人は、車が快適に走る為に、ガソリンというごはんを与えてあげなければなりません。
車を運転するには、ただ単に車を購入すればいいのではなく、走行距離によって毎回ガソリン補給が必要であり、その他にも、自動車税や車検など、様々な費用が必要になってくるのです。
ですから、自動車を維持するには、毎月お金がかかってくるのは当然です。
特に、ガソリンは、時期によって価格が変動するので、出来るだけ安い所で買いたい、安いとなると、セルフ給油が人気が高くなっています。
お客様が自分で給油をする分、スタッフの人件費が必要なくなるので、その金額を還元する意味でも、ガソリン代が安くなるという仕組みです。
自分で入れなければならないという面倒くささがあり、ちょっと高くても、スタッフにやってもらいたいという人もいますが、出来るだけコストを抑える為には、セルフが有難いという人もいるのです。
ところで、ガソリンには、様々な種類があることをご存じでしょうか?
車を運転するという人は、知っていると思いますが、主にレギュラーやハイオクがあります。
レギュラーとハイオクの違いは発火しやすいかしにくいか
この違いは何なのかというと、簡単に言えば、発火しやすいかしにくいかの違いです。
ガソリンと車との関係は、まず、シリンダー内で、ピストンの力で、圧迫させ、そこで点火することによって、爆発させ、そのエネルギーでピストンが下へ下がり、それが、車を移動させる運動エネルギーに替わるというものです。
しかし、ガソリンは、すぐに発火しやすいので、ピストンが下へ下がる前に自然に発火してしまうこともあり、そうなると、エンジンが壊れてしまいます。
そこで、逆にあまり発火しなくさせるように添加剤を加えることで、上手く安定させているのですが、その発火させない具合を数値にして販売しているのが、レギュラーであったり、ハイオクであったりするわけです。
ハイオクの場合、ピストンぎりぎりまで遅らせることできて、途中でガソリンが勝手に発火しないようにするスタイルです。
一方、レギュラー仕様は、粗悪なガソリンを使わない限り、異常燃焼が起きない設定をされているのですが、レギュラー設定とされているので、ハイオクを入れても、発火時期を遅らせることは出来ないのです。
ハイオク仕様車にレギュラーを入れるのは要注意
又、ハイオクを入れたからと言って、性能が上がるわけでもありません。
逆に、ハイオク仕様車に、レギュラーガソリンを入れてしまうと、元々、発火しにくいハイオクガソリンを使うように設定されている為、レギュラーという違う種類が入ってくることで、異常燃焼を起こしてしまうかもしれません。
最近では、自動的に点火時期を遅らせるという機能が搭載されているので、大丈夫なのですが、機能が極端にダウンして、燃費が悪くなることもあるので、必ず、ハイオクタイプにはハイオクガソリンを、レギュラータイプにはレギュラーガソリンを使用するようにしましょう。