今現在働いている会社を辞め、違う会社へ転職するという時に必要になってくるのが、
履歴書と職務履歴書などのアピール素材です。
この時、自分の情報を正しく伝えなくてはならないのですが、
一番悩ましいのが志望動機や前の会社を退職した(退職したい・転職したい)理由を
どのように書けばいいのかということ。
詳しい話は面接時に訊かれることだとしても、書類審査が行われるような会社の場合は、
書類上での退職理由も重要な位置づけとなるのです。
そんな悩ましい退職理由について、どのように書けばいいのか、
例文などを交えてまとめていきましょう。
転職時の退職理由を履歴書に書くとき
履歴書に職務履歴を簡単に書く欄がありますが、ここに書くときにはシンプルにします。
・○年○月 ○○株式会社 一身上の都合により退社
このように、詳しい理由は書かずに、一行で済ませるようにします。
履歴書の中で、学歴と職歴の欄は行が少ないですし、詳しい退職理由は
別紙の職務履歴書に書ける場合が多いからです。
この時、
・派遣社員や契約社員だったとき→契約期間満了により
・リストラなどで退職せざるをえなかった時→会社都合により
と書き方が異なる点を覚えておきましょう。
転職回数が多いとき
履歴書に職歴を書いてみた時、転職回数が3回以上ある場合は、
「どんな理由で辞めてきたのだろう」とか「すぐに辞めてしまう人なのでは?」
という印象を与えてしまいます。
どんなに辛い理由があったとしても、文字だけでは印象を変えることは難しいのです。
そういった場合には、転職理由を少しだけ詳しく書いてみます。
特に女性の場合は、
・結婚と引っ越しに伴い退職
・家族の転勤に伴い退職
など、“一身上の都合”を素直に書いた方が良い印象を与えることもできるでしょう。
他にも、
・異なる業界へ挑戦するために退職
・資格取得のために退職
など、前向きな理由を書くのも印象は大分変ってきます。
○職務履歴書に詳しく書くとき
履歴書とは別に、職務履歴書がある場合には、詳しく書きこむことができます。
しかし、ネガティブな書き方をしないように気を付けなければなりません。
この経験を活かして、新しいジャンルへ挑戦したいと考え、退職いたしました。
このように、シンプルだけれど転職することが前向きな行動であると
解るように書いていきます。
この時、「○○会社ではスキルを活かせないと感じ〜」など、
前の会社への不満と取れるようなことを書くのは避けましょう。
以上のように、履歴書や職務履歴書には退職理由をしっかり書いておくことが大切です。
しかし、面接時にも自分の口でそれを伝えられるように、
こちらもしっかりとした準備をしておきましょう。