小学生の夏休みの宿題の中で、
親御さんも一番指導に苦労するのが読書感想文ではないでしょうか。
特に、低学年のお子さんの場合には、本を読むことから興味を持たせないといけない…
というケースもあります。
そんな読書感想文について、簡単なポイントをご紹介していきます。
どんな本を選べばいいのか
小学校低学年というと、学校の図書室に行って興味津々で本を読む子もいれば、
外で遊ぶのが好きだったり、漫画やゲームの方が楽しいと言った子もいます。
そんな場合に、子どもが興味を持てない本を無理やり読ませても頭に入ってこず、
感想文は書けません。
また、最初から一つの本に決めてしまうと、
それこそ無理やり感想文を書かなくてはならず、苦痛になってしまいます。
そこで、最初は興味を持った本をいくつか購入して、
ゆっくり読ませてみることが大切です。
お子さん本人が読んでみて「この本はおもしろい!」と
他の人に話したくなるような本を導き出してあげましょう。
メモを取る練習をさせてあげる
本を読んでいて、「おもしろいなあ」と感じた部分について、
・どこがおもしろかったのか
・どうしておもしろいと思ったのか
というのを、人に説明しろと言われると、大人でも難しいものです。
そこで、感想文のための本が決まったら、面白いと思ったセリフにマーカーを付けたり、
しおりをはさんでおいたり、挿絵がある本ならその印象でもよいので、
少しずつメモを取る練習をさせてあげると良いでしょう。
後から思い出して文章にするのも簡単になりますし、
何度も繰り返して読みたくなって効果的です。
読書感想文の具体的な書き方
いよいよ感想文を書く段階に入ったら、感想文全体の流れを決めていきます。
2、本のあらすじ
3、本の感想
4、本を読んだことで得たものやまとめ
このように、3〜4個の段落を作っておくと良いでしょう。
「あらすじ」を書くときには、『誰が、どこで、何をして、結果がこうなった』という
お話の流れを書くようにします。
この時、自分の感情は書かないことがポイントです。
次に、「本の感想」の段落が一番ボリュームがでるところなので、
『○○だから面白いと思った』、『××の場面では悲しくなった』と、
そう思った理由の部分をしっかり書けるようにしましょう。
最後のまとめでは、
『この本を読んで、こう思ったから、これからはこうしていきたい』など、
実生活へつなげた書き方をするとうまく文章を〆ることができます。
感想文を提出前にチェックする
学校で感想文を提出する前に、何度か誤字脱字や、接続詞がおかしくないかを見直します。
漢字を多く使える学年の場合は、特に漢字の使い間違いには注意しておきましょう。
読書感想文も、ポイントを押さえれば書くのはとっても簡単です。
小学校低学年の場合は、まだまだ文章を書くことが苦手なお子さんもいるでしょうが、
親御さんの協力の元で、文章を書く練習として、少しずつ慣れていくことにも繋がるので、
頑張って書いてみましょう!