ここに来て新築マンションの値段が高騰しています。
なかでも人気の高い東京や神奈川マンションの新築価格は、
平均で5000万円を超える勢いです。
そこで、マンション購入希望者の間で、
人気が高まっているのが、中古マンションです。
しかし、中古マンションというのは、
ちゃんと住めるのか、不安を持つ人も多いようです。
そこで、今注目されているのが、
中古マンションの試し住みサービスです。
中古マンションは住環境や部屋の状態など、
住んでみないとわからないものです。
中古マンション試し住みサービスとは?
このサービスは、中古マンションの購入前に、
試しに住むことができるというものです。
買い主は一定期間試し住みして、
気に入らなければ、購入を止めることができます。
このサービスは、大和ハウス工業の子会社である
大和リビングマネジメントが行っていて、
「ツーウエイハウス」と呼ばれています。
買うまでは賃貸マンションと同じで、
最大で1年間住むことが可能です。
試し住みの仕組み
購入希望者はまず中古マンションを選びます。
そして、買い主と売り主が売買価格で合意すれば、
大和リビングマネジメントが一時的に物件を借り上げます。
そして、買い主は双方で決めた期間物件を賃貸し、
最終的に買うかどうかを判断するというものです。
購入をやめても、もちろん違約金は発生しません。
試し住みのメリット
試し住みサービスは買い主と売り主の両方にメリットがあります。
買い主が支払う家賃の6割は売り主に入り、
残りの4割はマンションの売買代金に充当できるのです。
ただし、売買が不成立になったときは、
売買代金に充当されず、売り主は4割分の賃料も得られます。
また、汚れた部屋は保険できれいに原状回復してもらえます。
このシステムにより、買い主は納得して物件を購入することができ、
売り主は相場より少し高い価格設定にしても売りやすくなるメリットもあります。
このサービスはまだ始まったばかりですが、
今後中古マンション市場の起爆剤になるかもしれませんね。