最近は事件のニュースでも公開されることが増えた防犯カメラ。
画質がもっと良ければ、すぐに犯人が捕まるのに・・・
と思ったことありませんか?
防犯カメラ映像の画質が悪い理由は、高画質で記録すると、
ハードディスクなどの保存容量がすぐに一杯になるからと
言われますが、実は理由はそれだけではなかったのです。
肖像権の侵害、プライバシーの侵害を避ける
今、防犯カメラの性能はかなり向上しています。
本体の値段だけでなく、記憶用のディスクも安くなっており、
高画質で記録しようと思えば、できます。
にもかかわらず、高画質にしないのは、
プライバシーの侵害を避けるという目的があります。
防犯カメラの映像が鮮明だと、撮られた人から
訴えられる可能性があります。
万一損害賠償請求されたときのリスクに備えて、
わざと画質を落としているのです。
防犯カメラの映像が一定期間経過すると、
消去されるのは、コストの問題だけではありません。
事件直前・直後の映像録画分だけあれば、
犯人の検挙に支障はないと考えられているからです。
防犯カメラの設置は違法!?
街やコンビニなどには防犯カメラが設置されていますが、
これは犯罪の予防を目的とした必要最低限なものであれば、
違法とは見なされません。
ただし、犯罪が起きやすい場所でないにもかかわらず、
無断で防犯カメラを設置して、
撮影した画像を長期間に渡って保存することは、
違法となる可能性があります。
また、防犯カメラは店舗などや警察などが設置する場合では、
違法かどうかの判断基準が少々異なるようです。