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ルサンチマンの意味と正しい使い方

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テレビのニュースを観ているとき、
コメンテーターが時々難解な言葉を使うことがありますよね。

「ルサンチマン」
あなたはこの言葉を説明できますか?

ルサンチマンとは、フランス語です。
ressentiment

ルサンチマンはもともとは哲学用語で、
フランスの哲学者ニーチェが生み出した言葉です。

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ルサンチマンの意味は?

意味は怨恨。
「恨み(うらみ)、妬み(ねたみ)、嫉み(そねみ)」です。

ニーチェは社会の中では、弱者や被支配者は、
支配者や強者への憎悪を溜め込んでいると考えました。

そこで、「弱者の道徳」から成り立つのが、
ルサンチマンであるとしたのです。

ルサンチマンの使い方

では、ルサンチマンという言葉の使い方は、

「彼の行動は現代社会に対するルサンチマンに満ちている」
「彼女はルサンチマンを抱えたままこの世を去った」

こんな感じで使えば、ちょっと賢そうに見えますよね(笑)

ちなみに、ニーチェの代表作「ツァラトゥストラはかく語りき」の中では、
「無力によって起きる歯ぎしりや復讐心」と表現しています。

不遇な晩年を送ったニーチェ

ニーチェというと、歴史に残る哲学者として知られますが、
晩年は不運続きでした。

著作物は誰からも認めらず、
愛した女性は他の男の元に去り、
身体も壊しています。

こうなると、人や社会を恨んでしまう
「ルサンチマン」状態に陥ってしまうものですが、
ニーチェはこれはいけないと考えました。

「ルサンチマン」は人間が喜びを感じる力を弱くする。
その結果、何を見てもマイナス思考になり、
自分の住む世界は「ルサンチマン」であふれてしまう。

ニーチェはこの状況を乗り越えるためには、
ささやかな喜びを感じることが必要だとしました。

そのためには、「価値観の転換」訴えたのです。

確かに、人間の幸せというのは、
物の見方や考え方ひとつで変わりますよね。

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