セラミドは、保湿成分の中でも最も保湿力が高い成分です。
セラミドのうるおいは、お肌の小じわや肌荒れを改善してくれますが、セラミドの原料が高価なので、化粧品が高いことも多いです。
また、使い方によって保湿効果に差が出ることもあります。
そこで今回は、セラミド美容液の保湿効果のある化粧品を選ぶポイントについて解説していきます。
「セラミド配合」と書いてあれば、何でも良いわけではない
セラミドが入っている美容液なら、どれも大差などないのでは、と思っている方もいるかもしれません。
しかし、選ぶには注意が必要です。
「セラミド配合」と書いてあれば、何でも良いわけではないのです。
セラミド入りのスキンケア商品をお持ちの方は、成分表示を見て下さい。
「セラミド○○○」と文字が書かれているかもしれませんが、これは、本物のセラミドではありません。
本物のセラミドは、セラミド1、セラミド2、セラミド3、とセラミドに数字がつきます。
まずは、数字のついたセラミドが含まれている商品を選ぶようにしましょう。
セラミドの種類も要チェック
次にセラミドの種類です。
セラミドには大きく分けて
・ヒト型セラミド(バイオセラミド)
・擬似セラミド
・植物性セラミド
・ミルクセラミド
などの種類があります。
このなかで美容液は、保湿力が高く刺激の少ない「ヒト型セラミド(バイオセラミド)」が配合されているものがオススメです。
特に最近ではナノ化され細かい粒子になったセラミドが開発されているので、より浸透力を重視したい場合にはそういったものを試してみましょう。
セラミドの含有量が多いモノを選ぶ
次にセラミドの含有量です。
セラミドが少ししか入っていないもの、濃度の低いものは、効果が出にくいです。
また、セラミドは比較的高価な原料ということもあり、値段の安いものにはセラミドが微量しか含まれていないことがあります。
含有量が丁度よいものは、やはりそれなりに高い価格となります。
セラミド配合の商品を使っていても、肌が乾燥する方は、セラミドの濃度が低いのかもしれません。
しかし、セラミドの含有量や濃度までは表示していないのでわかりません。
目安として、商品価格3000円以上のものから選ぶようにしてください。
毎日のケアで使うものなので、自分好みのテクスチャーを選ぶのが良いですが、肌荒れや敏感肌でしみる場合は水っぽいものよりも、柔らかいクリームタイプが良いでしょう。
また、セラミドは水に溶けにくいため、化粧水ではなく、油分の含んだ美容液やクリームを選ぶようにしましょう。
セラミド単体で配合されているものよりも、肌のハリや弾力の強化、シワ対策に効果の期待できる「ヒアルロン酸」や、肌の酸化を防いでくれる「ビタミンC」が一緒に配合されているものを選ぶと良いでしょう。
セラミド美容液の正しい使い方
最後に、セラミド美容液の正しい使い方です。
化粧水をなじませた後、美容液を適量手にとり頬や額など顔全体にまんべんなくつけ、顔の中心から外側へと向かって顔全体になじませます。
最後に手の平で30秒ほど顔を包み込むように当てて温めると、より浸透しやすくなるでしょう。
ただし、くれぐれも必要以上に肌をこすらないようにしましょう。
また、セラミド配合美容液は比較的高価であることが多いため、使うのがもったいなくて少なめに使いたくなります。
しかし化粧品というものは、説明書に書かれている規定量をしっかりと守ってつけることで初めて効果が出るものです。
正しく使うことで、セラミド配合美容液の保湿効果を最大限に高めることができます。
セラミド美容液は、特に乾燥肌や敏感肌に悩む人にとって効果を発揮します。
同じセラミドでもさまざまな種類があり、価格の幅が広いのがセラミド美容液の特徴です。
価格は高くても、できるだけ浸透力のある良質のセラミドを多く含む美容液を選ぶようにしましょう。