皆さんは、資本主義、共産主義、社会主義とありますが、これらの違いをきちんと誰かに説明することができますか?また理解していますか?
そこで、この資本主義、共産主義、社会主義の違いをわかりやすく解説します!
まずは、資本主義ですが、こちらは今の日本の企業がほとんどこの「資本主義」で動いています。
まず資本主義というのは、各自が働いた分、それが各自の取り分となるという社会のことを指します。(税金は除きます)
資本主義は働いた分だけ取り分となる
さらに詳しくいうと、まず「生産手段を資本として私有している資本家が、自己の労働力以外に売るものを持たないつまり労働者から労働力を商品として買い、そしてそれを上回るような価値を持つ商品を生産しそして利潤を得るという経済構造」を指します。
つまりは、国家に邪魔されることなく身分なども関係なく、お金の力、そしてあらゆる才覚によって誰でも自由気ままに、お金儲けを出来るということに重点を置く経済政策、とも言えるでしょう。
しかし、こちらの資本主義の問題点は、中国を見ればわかるように、お金さえ儲ければいい、というような守銭奴や、個人の利益重視で他を顧みない場合もあるといった一面もあるのが問題となっています。
次に共産主義です。
この共産主義とは、皆が平等に働き、そしてこれを社会全体にいったん還元し、その働いた量に応じて利益が配分されるという社会です。
共産主義は利益が配分される社会
さらに詳しくいうと、「財産の私有を否定し、そして生産手段・生産物などそのすべての財産を共有することによって貧富の差のない社会を実現しようとする思想・運動」を指します。
つまり、社会主義と一見似ていますが、この社会主義をさらに進めたものが共産主義です。
真の自由、そして平等、繁栄を夢見させるものというものです。
まず、資本主義とは全く違い、人が平等に生きるには、いったんすべての人が平等になることが必要だという考え方ですね。
さらに、その後一緒に平等に豊かになるしかないという経済政策となっています。
問題点は社会主義の問題点に加え、さらに独裁者が発生し易く理想的すぎて借金が多い日本では実現ほぼ不可能といわれています。
次に社会主義です。
社会主義は生産手段の共有、管理で平等な社会を実現
こちらの社会主義は、まず皆が平等に働き、そしてこれを社会全体にいったん還元します、そして必要に応じて皆がその利益を受け取る社会を指します。さらに詳しくいうと、「生産手段を社会的共有、そして管理によって平等な社会というものを実現しようとするという思想や運動」となります。
すなわち、わかりやすくいうと、一人だけお金持ちなのは不平等なので、近所の貧しい人も含め、みんなで平等にそれを使うべきとした考え方といえるでしょう。
その方が全員裕福になれるとしている一見論理的な思想となっていますが、実際は生活保護などにたかる、貧困層までもが救われてしまうという経済政策でもあります。
問題点は、こうして平等にもらえることにより、だれもが働かなくなり、努力しなくなる社会になる事だといわれています。
いかがでしたか?これらの違い、参考にしてみてくださいね。