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酒粕の効能は?「ためしてガッテン」でも紹介された健康効果

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NHKの番組「ためしてガッテン」で、酒かすの健康効果が紹介されました。
身近な食材ですが、酒かすには色々な健康効果がありました。

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酒粕に含まれるレジスタントプロテインとは?

酒粕は日本の伝統的な発酵食品で、レジスタントプロテインが含まれています。

これには食物繊維に近いたんぱく質が含まれており、
またビタミンB群、アミノ酸なども豊富に含まれているため、
美肌効果も期待できる食材と言えます。

そしてレジスタントプロテインの効能は、
体内に入ると、腸でも消化されにくい老廃物や油分を体外へ排出してくれる
性質があります。
そのため、小腸での脂質の吸収量が減り、結果として血液中のLDLコレステロール値が低下するのです。

酒粕を2週間程度飲み続け、コレステロール値が低下したという人が続出しました。
LDLコレステロールは、心筋梗塞や脳梗塞などの病気の原因となる悪玉コレステロールですので、
これはうれしい効果です。

番組では「50gの酒かすを甘酒状にして3週間飲み続ける」という実験を行っていました。

実験の結果、LDLコレステロール値が平均「8.2」も低下し、
それだけでなく「お通じがよくなった」という声が多くありました。
これは、レジスタントプロテインが脂質を吸着することにより、
大腸まで持っていき便を軟らかくしているのです。

酒粕には、お米よりも栄養価が高いと言われている酵母が多く含まれていますが、
では、酒粕のおいしい食べ方やレシピはあるのでしょうか。

酒粕のおいしい食べ方

酒粕に油と塩を加えてみましょう。
するとチーズのような風味
になります。

また、酒粕にハチミツや豆乳、フルーツを入れるのもおすすめです。
ビタミンやアミノ酸がプラスされ、おいしいオリジナルの酒粕ドリンクが作れます。
やはりおいしいと飲みやすいので、毎日続けられるのではないでしょうか。

毎日飲むという習慣をつけると、
自然に悪玉コレステロールを減少させ、
生活習慣病を予防していることにもなります。

マイかす床もおすすめ

さらにマイぬか床と呼ばれる、酒粕とみりんだけで作る、簡単なマイかす床も人気のようです。
お米を発酵させつてもろみを搾ると水分がでてきます。
この水分が日本酒になり、残ったカスが酒粕になるのです。

マイかす床の作り方です。

1.市販の酒粕の板を手でばらばらに砕く
2.みりん(50ml)をふりかける
3.ラップをかけず電子レンジで40秒加熱
4.温度を40度ぐらいまであげて酵素を働かせる
5.レンジから出し、ゴムベラでペースト状にする
6.二日間常温で熟成する。

一度作ると半年は持つようです。
また、冷蔵庫にいれておくとアルコールも飛ぶので誰でも食べやすくなりおすすめです。

そして番組でかなり反響があったガテマロ。
これは、奈良女子大学の学生たちがマイぬか床に色々な食材を入れ、何が一番おいしいかという実験でした。
そこで、とても意外ですが、マシュマロが美味しいと評判になりました。

これはスタジオゲストや奈良市民の方たちにもとても好評で、
ためしてガッテンのマシュマロということで「ガテマロ」と命名されたのです。

聞いただけだと本当かなぁ?と疑いたくなりそうですが、
糟床の酵素がマシュマロの卵白をなんとも言えないうまみに変えているそうです。
そしてマイぬか床に入れて美味しかった食材と、
つけ込み時間の目安を学生たちが試行錯誤して考えていました。

マシュマロ(ガテマロ)→4〜6時間
肉(ささみ・豚肉)→20時間〜24時間程度(丸一日)
魚(魚の干物・イカ)→20時間〜24時間程度(丸一日)
野菜(茹でて水を切ったレンコン)→20時間〜24時間程度(丸一日)

肉や魚は漬けすぎると注意です。
身が崩れてしまうこともあり、漬けるのは長くても4日〜5日が目安でしょう。

アルコールの苦手な方は、カス床のアルコール代わりに水を使用しても良いようです。
しかし、日持ちはあまりしないため注意してください。

いかがでしたか?
身近にできる健康法なので今すぐにでもはじめられそうですね。
効果にはもちろん個人差があると思いますが、
やはりまずは続けてみるのがいいのではないでしょうか。

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