日本は地震大国と言っても過言ではないほど、
年間を通して数多くの地震が全国各地に起こっています。
大きな震災も、日本の歴史の中でたくさん繰り返されてきました。
現代では、地震に備えるための保険「地震保険」が、
各保険会社で用意されています。
地震保険は多くの場合、火災保険に加入する際に付帯するかどうかを選べます。
火災保険は、新築住宅の購入時や、賃貸であっても加入を求められる必須のもの。
しかし、地震保険は必須の保険ではないので、加入しない人もまだ多いのが現状です。
地震保険の途中加入は可能
とはいえ、日本に住んでいるのならば、地震保険の必要性が大きいことが解ります。
では、火災保険の加入時に契約しなかった地震保険は、
途中で加入することはできるのでしょうか?
回答から書きますと、地震保険の途中加入は可能です。
ただし、地震保険だけを加入することはできず、
火災保険と同時に加入することが条件となっています。
途中で付帯する場合を「中途付帯」と言います。
地震保険を中途付帯した場合は、払う掛け金が通常と異なってくるので、
入る時期によって大幅に掛け金を減額することもできます。
地震保険の中途加入は掛け金が増えることも
逆に、掛け金が大きくなる場合もあるので注意が必要です。
例えば、2015年6月2日に35年間分を一括払いする火災保険に加入し、
その後11月2日に地震保険を中途付帯した場合は、以下のような内容になります。
○地震保険を5年更新にした場合
・2015年11月〜2016年6月までの保険料
・2016年〜2021年までの保険料
この二つを支払わなければいけません。
これは、火災保険の加入月である6月を更新月とするため、
そこから5年間の計算を行います。
すると、11月〜6月分に関して、新たに掛け金が必要になってしまうのです。
1年更新で地震保険に加入しても同様です。
11月〜6月分と、そこから1年分の保険料が必要になります。
地震保険の中途加入は火災保険の加入月と近い方がお得
こうしてみると、中途付帯をする場合には、
火災保険の加入月となるべく近い方が、掛け金の負担を少なくできることが解ります。
保険会社側は、保険が付かない期間をなるべく少なくするために、
このように保険料を支払う決まりにしています。
そのため、負担は大きくても、私たちの生活の安心につながることでもあるんです。
とはいえ、やはり保険料の負担で家計が圧迫されるのは困るもの。
更新は1年更新で契約するのが得策です。
そして火災保険と同時に、地震保険にもなるべく加入しておくのが、
やはり好ましいのではないでしょうか。
日々の暮らしを支えてくれる保険。
しっかりと便利に活用しておきたいものですね。