健康状態を良好に保つために効果的だとされている「明日葉」。
青汁などの原料として用いられるのが一般的ですね。
明日葉は、葉を摘んでも摘んでも
次の日(明日)には新しい芽を出す植物ということで、その名前が付けられました。
このことからも、明日葉の生命力の強さや繁殖力に驚かされるばかりです。
そして、その生命力の強さに注目が集められ、健康に対する効果が解明されました。
明日葉が病気の治療などに使われ始めたのは江戸時代であるとされています。
・明日葉の効果
明日葉は古くからは病気の治療に用いられてきましたが、
現代ではダイエットや美容の面でも効果的だと言われています。
明日葉を使った青汁飲料が多くなったのも、それが理由です。
その効果の理由が「カルコン」という成分による働きです。
カルコンはポリフェノールの一種で、
血流改善やリンパの流れを良くする効果があります。
このカルコンは、明日葉を切るとでてくる
黄色がかった分泌液に豊富に含まれているんです。
カルコンのはたらきで、血流が改善されるなどの変化があると、
それによってもうひとつの効果が現れます。
それが、セルライトの予防と解消です。
セルライトはむくみが原因で、そこに脂肪組織が滞って、
燃焼しない脂肪として蓄積してしまします。
運動などでは消えない脂肪なので、
解消するのは困難であると言われていたのです。
しかし、明日葉を取ることで、カルコンを体内に取り入れて効果的に血流を改善。
セルライトの原因である「むくみ」の解消になり、
やがてセルライトを取り除きやすい体へと変化させることができるんです。
カルコン以外にも、利尿作用のある「カリウム」も豊富。
これにより、余分な水分の排出を促してくれるため、
”水太り”のような状況を改善していけます。
・明日葉の過剰摂取による副作用
明日葉は美容でも健康の面でもとても効果がある植物です。
しかし、あまりにも多い量を取ってしまった場合に、
悪い症状が出てしまった例もあります。
具体的に、明日葉の必要摂取量は決まっていませんが、
青汁などで飲む場合は、その商品の1日の量は守るように飲んでいくことが大切です。
明日葉に含まれる「フロクマリン」という成分は、
過剰摂取すると皮膚炎などを引き起こすことがあるためです。
また、繊維質の摂り過ぎで便が固くなり、便秘になる場合も。
逆に、便がやわらかすぎて下痢状態になることもあるので、
摂取する量には気を付けたいですね。
明日葉は、なかなか普段の食事で食べられるものではありません。
そのため、やはり青汁やサプリメントで、
その豊富な栄養素を取り入れていくことが一番でしょう。
体にいいものは積極的に取り入れて、
ですが、副作用には十分注意して、健康習慣を作っていきたいですね。