コラーゲンやヒアルロン酸と並び、今や耳にしたことがないという人は少なくなってきたのが「プラセンタ」です。
プラセンタとは、”胎盤”エキスのことを言い、
その美容効果の高さで、たくさんの美容家、タレントからも注目されている成分です。
プラセンタの効果とは?
胎盤には、受精卵の細胞分裂を活性化させて、どんどん成長させる働きがあります。
それを、化粧品やサプリメント、ドリンク剤に活用しているのが、
プラセンタ入りのアイテムなんです。
プラセンタは、肌の弾力を増したり、
細胞を活発にすることによって保湿力をアップさせたりなど、
肌が自分からキレイになる力を高めてくれます。
細胞の代謝が高まることで、シミをなくす効果が高まり、美白にもつながります。
また、女性ホルモンの働きを助けて、体調を整えてくれるはたらきもあります。
肝機能の改善や、自律神経系を整える効果もあるとされています。
このプラセンタを、ドリンク剤などよりももっと
効率よく摂取することを目的としているのが、プラセンタ注射です。
皮膚や筋肉に直接プラセンタを注射するため、吸収されるスピードが速いのが特徴です。
プラセンタ注射の副作用
しかし、注射することによる副作用も起こるため、
ドリンク剤やサプリメントとは比べ物にならないレベルで、注意が必要であり、
厳重に管理されているということも、忘れてはいけません。
主な副作用として、
たんぱく質によるアレルギー反応(体のかゆみ、赤みを帯びる、熱を持つなど)、
吐き気、寒気、発熱などが報告されています。
また、注射した場所に強いかゆみが出たり、鈍い痛みが続いたりということもあります。
さらに、プラセンタと他の薬剤の「カクテル注射」が、
相互作用を生んでしまうこともあります。
それによって強い副作用を引き起こし、重症化することもあり得るのです。
カクテル注射は効果を上げるために、美容クリニックでも普通に行われていることですが、
体調や体質によっては大変な事態となるので、きちんと相談したうえで行うのが望ましいです。
このような副作用の話を聞くと、プラセンタ注射はとても怖いものなのかと思ってしまいますね。
けれども、注射をする前にクリニックで医師との相談をしっかりと行い、
適切な部位へ、適切な量の注射であれば、気になる悩みや体調不良の治療として、
大きな効果を発揮してくれる強い味方になるのです。
心に留めておきたいことは、
「化粧品・サプリメント感覚ではない。病院で行う治療なのだ」ということです。
プラス面、マイナス面をしっかりと考えて、効果的に利用していけるといいですね。