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「上げる」と「挙げる」の違いは?正しい使い分け方もわかりやすく解説します

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文章を書いていて、漢字の使い方でよく悩むのが、「上げる」と「挙げる」です。

例えば、「手をあげる」
この場合は、「手を上げる」なのか?「手を挙げる」なのか?

いつも気にはなっていたのですが、ずっと調べずにいました。

そこで、今回、「上げる」と「挙げる」の違いをきちんと知っておこうということで、調べてみました。

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「上げる」の意味

「上げる」を辞書で調べてみると・・・

・物を低い所から高い所にもってゆく。
・体の一部分を高くまたは上向きにする。
・地上から空中高くに位置させる。

と、解説されています。

「挙げる」の意味

一方、「挙げる」を辞書で調べてみると・・・

・事を起こす。
・力などを出し尽くす。
・効果や実績を現す。

と、解説されています。

「上げる」と「挙げる」の違い

「上げる」と「挙げる」のそれぞれの意味からわかるのは以下のことです。

・「上げる」は、外面的、物理的
・「挙げる」は、内面的、精神的

例えば、物を持ち上げるなどの物理的行為は「上げる」
一方、精神的な部分が伴うときは「挙げる」

これだけだとわかりにくいですか?
では、実際の言葉で使い分けを見ていきましょう。

「上げる」と「挙げる」の使い分け方

まずは「手をあげる

この場合、「上げる」「挙げる」のどちらも使いますが、状況によって使う漢字が異なってきます。

・ラジオ体操などで「手をあげる」ときは「手を上げる」
・先生の質問に答えるときの「手をあげる」は「手を挙げる」

単純にいえば、

何も考えないで「あげる」ときは「上げる」
何らかの意思をもって「あげる」ときは「挙げる」

というのが正しい使い分け方になります。

ただし、一概にそうは言えません。
文脈によって異なる場合もあります。

例えば、「実績をあげる」の場合は・・・

・実績が悪かった人が、実績を伸ばした場合は「実績を上げる」
・自分の過去の実績の根拠となるデータを提示した場合は「実績を挙げる」

前者は実績が下から上に上がることですが、後者はすでに実績が上がっている人がそれを列挙するという意味になります。

ポイントをあげる

この場合も文脈で使い方が異なってきます。

・ゲームなどで点数を獲得したときは「ポイントを上げる」
・授業などで大事な点を説明するときは「ポイントを挙げる」

ちなみに、「全力をあげる」は「全力を挙げる」が正解です。
全力は上下するものではなく、「力などを出し尽くす」ことだからです。

ややこしいですが、何となくわかって頂けたのではないでしょうか?

まとめ

ということで、「上げる」と「挙げる」の違いと正しい使い分け方を解説しました。

無意味な動作の「上げる」に対して、「挙げる」の場合はその動作に意味があると考えてもらえばいいのではないでしょうか。

もっとも、これはひとつの考え方で、当てはまらないこともありますけどね。
実際、「上げる」と「挙げる」のどちらを使っていい場合もあります。

明確に説明できない部分もあり、申し訳ありませんが、何卒ご容赦下さい。

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