テレビの街頭インタビューを観ていると、若者に恋愛体験を聞くというパターンが結構ありますね。
そんな中で、かっこいい男女に向けられる質問で多いのがコレです。
「モテるでしょ!」
ワンパターンではあるけれど、ついつい聞いてみたくなる気持ちもわかります。
ということで、普段の生活の中で、当たり前のように使われる「モテる」という言葉ですが、そもそもなぜ「モテる」というのか?という疑問を持ったことはありませんか?
そこで、今回は「モテる」の語源と由来について調べてみました。
モテるの語源
「モテる」はモテをカタカナで表記しますが、漢字で書くと、「持てる」
これが語源です。
昔は「力持ちの男が女性に好まれたから」かな?
と、一瞬思いましたが、そうではありませんでした。
辞書で調べてみると、「持てる」は以下のように解説されています。
1 保たれる。維持される。
2 人気がある。人から好意をもたれ、よい扱いをうける。
出典 小学館デジタル大辞泉
「持てる」というと、物を持つことという意味だと思われがちですが、実は違うのです。
上記の「保たれる。維持される」という意味からもわかるように「他人によって持たれた(=受け止められ、支持された)状態」を指します。
本来、「持てる」は受動的な意味を持つ言葉なのです。
モテるの由来
「モテる」という言葉は江戸時代から使われていたようです。
この場合は「持てる」と書いていました。
カタカナを使った「モテる」が使われるようになったのは、昭和時代の中期だと言われています。
モテるの変遷
モテる(持てる)が現在の「人から好意を持たれる」という意味になったのは、以下のような変遷を辿ったとされています。
保たれる→支えられる→支持される→人から好意を持たれる
「支持される」には複数の人から好意を行為を示されることが必要です。
この状態を「モテる」というわけです。
したがって、1人の相手から好意を持たれても「モテる」とは言わないということです。
まとめ
ということで、「モテる」の語源と由来をご紹介しました。
ところで、最近は「持っている」という言葉をよく使いますね。
「強運」という意味で用いられるようです。
「モテる」のは、やっぱり「持ってる人」
人を引き付ける何かを持ってる人ということなんでしょうね。