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国と地域の違いは?3分でわかりやすく解説します

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オリンピックなどスポーツの国際大会で、よくこんな表現されますよね。
「○○の国と地域が参加」
この時の国と地域の違いは何だろう?と思ったことはありませんか?

えっ、国は国で、地域は国と認められていないところでしょ?

では、質問です。

台湾は国?それとも地域?
地域でしょって。
はい、正解です。

北朝鮮は国ですか?地域ですか?
もちろん、国でしょって。
ブブブー!不正解です。

北朝鮮は地域です。

ということで、今回は国と地域の違いについてわかりやすく解説したいと思います。

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国の定義とは?

そもそも国とは何なのか?どんな定義があるのか?

国の定義には、3つの要素があります。

①国土②国民③法律を持つこと。

その他、通貨も国を定義する要素とされてきましたが、ユーロのような共通通貨の誕生で必要な要件とはされなくなっているようです。

ただし、国を構成する3要素を満たしていても、国が国であると承認しなければ国とは認められません。
わかりづらいですか?(笑)

代表的な例は「台湾」です。
中国は台湾を国として認めていません。
あくまでも「1つの中国」という立場で、国連にも加盟していません。

このため、中国を国と認めている国は、台湾を国ではなく、地域としているのです。

世界の国と地域の数は?

日本の外務省によれば、現在の世界の国の数は196カ国(日本を含む)です。
これは日本が国として承認している数です。

一方、地域の数は7です

・北朝鮮
・台湾
・パレスチナ自治政府
・香港
・マカオ
・北極
・南極

北朝鮮は国連にも加盟しているれっきとした国家ですが、日本と国交がなく、国と認めていないのです。
またアメリカも北朝鮮は韓国の一部であるべき地域だとして、国としては承認していません。
その一方で、160以上の国々が北朝鮮を国家として承認しています。

逆に、コソボは日本など50数カ国が国家として承認していますが、世界の過半数の国々は、セルビアの一部だとして、国ではなく地域とされています。

このように、国によって、国と地域の扱いはさまざまなのです。

香港とマカオが地域である理由

国家としての要件を備えていても、「国家」となる意思がない場合、「地域」と呼ばれます。
香港とマカオがそれに当たります。

香港とマカオはいずれも中国に返還されましたが、現在は「一国二制度」という形がとられています。

香港とマカオは高度な自治権を持ち、ほぼ独立した権限を持つ特区政府があります。
そのため、国際的な統計や国際的な組織では中国本土とは別扱いされるのが通例です。

では、最後にちょっとしたオマケ雑学です。

台湾の選手がオリンピックでメダルを取ったら?

台湾の選手がオリンピックでメダルを取ったら、中国の成績になるのか?
答えはノーです。

オリンピックでは、台湾の選手団を「チャイニーズ・タイペイ」と呼びます。
台湾はこの名前で国際オリンピック委員会に加盟しています。
そのため、メダルの数は中国とは別でカウントされます。

国旗の掲揚はチャイニーズタイペイオリンピック委員会旗(梅花旗)が国旗の代わりに使われます。
表彰式などでは国歌の代わりに国旗歌が歌われます。

まとめ

ということで、国と地域の違いを解説しましたが、国によって違うというのは興味深いですね。
国と地域の分類は政治的な思惑が複雑にからんでいるようです。

それにしても、台湾や香港はともかく、北朝鮮も厳密には「地域」であるというのを知らなかった人は多いのではないでしょうか?

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