日本国内では、生涯独身である人の割合が、2割を超える勢いとなってきています。
若い時は一人の生活を謳歌している人が多いですが、
だんだんと不安になってくるのが一人きりで迎える老後の生活です。
ひとりでいる不安、経済的な不安、死ぬというのは寂しいのだろうか…など、
心に浮かんでくる不安はたくさん。
そんな不安とうまく付き合って、ひとりで過ごす老後も
充実したものにできる準備や心構えについて、まとめていきたいと思います。
<1>地域のグループに参加する
キャリアを築いてきた女性に多いのが、なかなか地域のコミュニティや
グループになじめないということ。
ですが、いざとなった時に助けてくれる、
また自分も手を取り合えるのは地域の人たちなのです。
例えば、マンションの組合などがあればしっかり参加する、
趣味のサークルなどがあればそこで人脈を作っておくなど、
自分から地域に積極的にかかわっていくことが大切です。
老後の、自宅以外での自分の居場所づくりをしていきましょう。
<2>資金を蓄える
65歳で退職した後、90歳まで生きると考えたとき、
年金だけでは生活がままならないため、貯蓄が必要になってきます。
その額はおよそ、1000〜1800万と予想されており、
仕事でバリバリ活躍している時から、しっかりと貯蓄をしていかなければなりません。
<3>病気のリスクを学ぶ
高齢者にとって一番怖いのは『認知症』です。
そのため、今のうちから認知症になった時に自分にどんな変化が起こるのか、
その時助けてくれる人を作っているかなど、病気になった時の
リスクを知っておくことが大切です。
また、介護が必要になった場合に、どの施設・病院にかかる
というシュミレーションを常に行うと、いざという時に困りません。
<4>可能なら持ち家にする
賃貸物件では老後も家賃の負担が非常に大きくなってしまい、
それだけで貧困に陥ってしまう可能性があります。
そのためできるならマンション購入や、中古の一戸建てを購入するなど、
持ち家になっておくことも重要なポイントです。
<5>治せる病気は治しておく
老後にまで関わるほど大きな病気を持っているならば、若い時に、
体力があるときにしっかりと治療しておきましょう。
治療費の負担は高齢になるほどきつくなってきます。
そうなる前に、治せる病気は完治させておく方が良いのです。
独身を貫く!と決めたとしても、やはり
おひとりさまでいることは勇気が必要なことであるのには変わりありません。
大切なのはそのさみしさや不安を、共有できる人間関係を作り上げておくことです。
貯蓄より何よりも、財産になってくれるでしょう。