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ガソリン、軽油、灯油の違いをわかりやすく解説します

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ガソリン、軽油、灯油などの石油製品は、各種原油から作られています。
日常でどれもよく聞く言葉ですが、この3つの違いはなんなのでしょうか。
今回はこれらの違いを解説していきます。
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ガソリンとは?

まず最初にガソリンですが、30℃以下のとても低い温度で沸騰し、蒸発しやすいのが特徴です。
おもに自動車、航空用や工業用にも使われています。

このガソリンの元となるのは原油とよばれるもので、
不純物が多い原油は、そのままだと燃焼が安定して行えません。

そのためガソリンに精製されています。
ガソリンは石油を熱していき、30℃~230℃の間で発生する蒸気を採取して作られます。
つまり、より低い温度で蒸発し、常温常圧でも良く燃えるということです。

軽油

次に軽油です。
軽油はディーゼル油とも呼ばれており、45度以上で引火します。
軽油も石油を熱していき、140℃~380℃で発生する蒸気から採取して作られます。

これはより高温高圧の場合に良く燃えるという特性をもっているということです。

また軽油は、低温に弱いとされています。
つまり、ある温度以下になると凍ってしまうのです。
そのため軽油の成分を、冬は凍りにくく、夏は熱くなりすぎない、
といったそれぞれの季節に合ったものにかえているのです。

このような特性を考えると、冬場スキーや旅行などで寒いエリアへいく場合は、
なるべく現地で給油をすることをおすすめします。

灯油

最後に灯油です。
灯油はケロシンともいい、40度以上で引火します。
軽油同様引火の危険性は、引火点以上になるとガソリンと同じなります。

また、ガソリンと混合すると引火しやすくなり、また流動すると静電気を感じるようになります。
そして独特のにおいがあります。

この独特のにおいが気になる方も多いと思いますが、
灯油はストーブなどに用いられるため、やはり冬には欠かせません。

ガソリン、軽油、灯油を見分けるために着色されている

ガソリン、軽油、灯油この3つを見分けられるように、それぞれ着色がされています。

ガソリンと灯油は無色透明です。
そのため間違わないように、ガソリンはオレンジ色に着色されています。

これは、JIS規格と揮発油税の品質の確保等に関する法律で決められていることです。
しかしこの法律ではざっくりと『オレンジ系』としか決められていないため、
ガソリンの色も、各メーカーの使用している着色剤によって少しずつ違っています。

軽油はもともとの色が無色透明または薄黄色で、
着色されている色はグリーン系になっています。

火災予防のために気をつけるのは次の点です。

・通風し、蒸気をためない
・換気をしっかり行う
・静電気をためないようにする
・ガソリンと混ぜ合わさせない

燃料の種類を知ることで、自分が使いたい機械はどのような燃料で動いているのかと知るのはとても重要なことです。

また、燃料によっては呼び方が違ったりするものもあるので注意が必要です。

例えば灯油は、石油と呼ばれることもあります。
しかし、石油ストーブに使用するためでもお店では
「石油ください」などとは言わないですよね。

ちなみに、ガソリンにはハイオクがありますが、
レギュラーガソリンはハイオク専用エンジンには使用できません。
しかし、ハイオクはレギュラー使用のエンジンに使えるのです。

燃料=燃えるもの
と、みな同じように考えていた方も多いと思いますが、
ひとつひとつ調べてみると違いもわかり、
これらをしっかり使い分けられるようにしていきたいものです。

そうすることで、より安全に、また効率的に使えるのではないでしょうか。

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