世界各国の国旗を見ていると、よく似たものが結構ありますね。
そんな中でも、これって同じでしょ?と思ってしまうのが、
インドネシアの国旗とモナコの国旗です。
上がインドネシア、下がモナコです。
白と赤の2色デザインはまったく同じです。
でも、よく見ると、違いがあります。
もう気づきましたか?
では、正解をお教えする前にインドネシア、モナコ両国の国旗の成り立ちについて解説したいと思います。
インドネシアの国旗の由来
インドネシアの国旗は、1949年にオランダから独立したときに制定されました。
下半分の白は純白を表し、上半分の赤は勇気を表しています。
つまり、意味的には「純白の上に立つ勇気」ということになります。
モナコ公国の国旗
このインドネシアの国旗とまったく同じデザインなのがモナコ公国の国旗です。
こちらの方が歴史は古く、1881年に制定されました。
そのため、モナコ政府はインドネシアに変更を求めましたが、拒否されたという経緯があります。
インドネシアの国旗とモナコの国旗の違い
紅白の配色や位置がまったく同じのインドネシアとモナコの国旗。
しかし、よく見ると、違いがあります。
それは縦と横の比率です。
インドネシアは赤と白の比率が2対3ですが、モナコは4対3。
少し縦長になっているのです。
ポーランドの国旗も間違いやすい
ということで、ほとんど同じと言っていい、インドネシアとモナコの国旗ですが、もうひとつ紛らわしい国旗が存在します。
それはポーランドの国旗です。
いかがですか?
こちらも紅白の配色で、違いは白が上で赤が下という点だけです。
ポーランドでは、赤と白の2色は、古くから国の象徴とされています。
この国旗は1918年の独立の翌年の1919年に制定されました。
デザインの由来は「夕日を背景に飛ぶ白鷲」を見て旗にしたと言われています。
しかし、現在は、「白は共和国の尊厳」、「赤は自由」を表すものという意味に変わっているようです。
まとめ
ということで、インドネシア、モナコ、ポーランドとよく似た国旗を取り上げましたが、他にもよく似たものがあります。
例えば、チャドとルーマニアの国旗もそっくりだと言われています。
あなたもこの機会に世界の国旗を見直してみてはいかがでしょうか?
新しい発見があるかもしれませんよ。