世界中に大きな衝撃が走ったフランスで起きた無差別テロ。
観光客の多い花の都パリで発生しただけに旅行者にとっては不安ですよね。
テロというのは、いつどこで起きるか予測不能なだけに避けようと思っても避けられません。
そこで、気になるのが、海外旅行保険です。
もし旅行先でテロに遭ったら、保険金は支払われるのか?
早速調べてみました。
外務省は各国の危険情報を出しています。
これは以下の4ランクに分類されています。
危険度1:十分注意してください
危険度2:渡航の是非を検討してください
危険度3:渡航の延期をおすすめします
危険度4:退避を勧告します。渡航は延期してください
損害保険会社の免責事項にテロの項目は?
ここで問題になるのが、保険会社が契約をしてくれるか?です。
各損害保険会社の免責事項をみてみると、
表現の違いはあれ、以下の項目に当てはまる場合は
保険の対象にならない、つまり免責されるとなっています。
・戦争
・革命
・政権奪取
・内乱、武装反乱
・外国の武力行使
・その他これら類似の事変、暴動
この中には「テロ」は入っていません。
つまり、海外旅行先でテロに遭った場合、
契約上は保険金の支払い対象になるのです。
テロを巡る保険金の支払いは
アメリカで起きた同時多発テロの時にも議論を呼びました。
結果的に、現在は戦争は対象外ですが、テロは対象内となっています。
クレジットカードの海外旅行保険での補償は?
では、クレジットカードに付帯している海外旅行保険はどうなのか?
最近のクレジットカードは入会すると、
新たに保険料を払わなくても、自動的に海外旅行保険が付くものがあります。
こうしたカードの保険は「テロ」に遭っても支払われるのでしょうか?
答えはイエス。
ちゃんと支払われます。
クレジットカードの海外旅行保険は各保険会社が請け負っているため、
補償内容は基本的に同じなのです。
とはいえ、テロが多発する危険な国への渡航は自粛するというのが一番です。
もし、どうしても行くという場合は、くれぐれも注意してください。
そして、念のため出発前に保険会社に確認することもおすすめします。