厳しい就職活動を終えて、ようやく勝ち取った内定。
学生生活も残りわずか、新社会人になるに向けて
マナーを身につけなければならないと考える人も多いのでは?
そこで、今の時期気になるのが、内定先への年賀状です。
これからお世話になる内定先には年賀状を出してもいいのでしょうか?
それとも出さない方がいいのでしょうか?
早速調べてみました。
結論から言うと、「内定先への年賀状は出しても出さなくてもいい」
年賀状というのは、出す人の気持ちです。
したがって必ずしも出さなくてはいけないということはありません。
内定先に年賀状を出さないからといって評価が下がることはまずありません。
ただし、内定先から年賀状が来た場合は話は別です。
こういう場合は返事を出した方がいいでしょう。
では、内定先に年賀状を出す場合に間違えてはいけないことは何か?
そこで、ポイントを5つにまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
目次
①年賀状はすべて手書きがいい?それとも印刷でもいい?
心を込めた年賀状はやはり手書きという人も多いようです。
しかし、だからといって全部手書きである必要はありません。
印刷されたものに手書きで文章を添える形で大丈夫です。
もっとも1行だけというのはNGです。
自分の気持ちや意欲がこもった数行の文章にしてください。
そして、文字もていねいに心を込めて書いてください。
筆記具はボールペンや鉛筆はNGです。ペンや万年筆を使いましょう。
②年賀状のデザインはどんなものがいい?
市販の印刷済みの年賀状を使う場合は、
派手な絵柄やキャラクターものを避け、
スペースがたっぷりあるものを選びましょう。
これは手書きのメッセージを入れる際、余裕を持って書くためです。
③年賀状の宛名の書き方は?
内定先への年賀状の宛名は基本的には人事部か総務部でOKです。
このときは「○○部 ○○課御中」と書きます。
就職の際に個人的にお世話になった人に送りたいときは
「○○部 (個人名)様」と書きましょう。
いきなり社長に送るという人はいないと思いますが、
小さな会社で社長名で送られてきたときは、
「株式会社○○ 代表取締役社長 ○○様」と書きましょう。
④内定先への年賀状の文面はどうすればいい?
内定先への年賀状で伝えるべきことは基本的に2つです。
ひとつは「採用に対するお礼」
もうひとつは「仕事への意気込み」
使うと良い言葉は「精進」「ご指導」など謙虚な姿勢を表すもの。
「入社日が来るのを待ち望んでいます」「身の引き締まる思いです」といった
心境を表す言葉を用いるのもいいでしょう。
内定先への年賀状の文例
謹んで新年のお慶びを申し上げます
○○大学○○学部の○○です。
ご採用頂き、誠にありがとうございました。
本年は新社会人として新たな挑戦が始まり、
身の引き締まる思いです。
入社の暁には一刻も早く皆様のお役に立てるよう
精進してまいる所存です。
未熟ではありますが、
4月からご指導のほどよろしくお願いいたします。
⑤内定先への年賀状の返事が遅れてしまったら?
就職も決まり、学生生活最後の冬休みということで、
年末年始は旅行に出かけるという人も多いと思います。
新年は家にいなかったため、
内定先から届いた年賀状の返事を出すことが遅れることもあると思います。
そんな時は焦らず返事を書きましょう。
年賀状は「松の内(1月7日)」までに到着するようにするのがマナーです。
松の内に間に合わない場合は「寒中見舞い」を送りましょう。