春になり、そろそろ子供の入園というものを考えているというお父さん、お母さんもいらっしゃると思います。
そこで、幼稚園に入れるか、保育園に入れるか、ということで悩んでいるという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
幼稚園と保育園、ですがこの違いというものについてご存知でしょうか。
違いはなんとなく分かっていても、説明をするとなるとあやふやになっている部分というものはあると思います。
最近ではこども園なども話題となっていますが、この幼稚園と保育園、いったいどのように違うのでしょうか。
そこで、今回は幼稚園と保育園の違いというものを分かりやすく解説したいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。
幼稚園と保育園の違いですが、まずは、預かってくれる時間の違いだったり、さらには入園対象年齢の違いなどがあるといえるでしょう。しかし、それだけではありません。
そもそも、監督している官庁だったり、さらには基本的な制度、設立の目的なども大きく異なっていますし、根本的に違うとされています。
幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省の管轄
まずは、幼稚園ですが、こちらは『文部科学省』の管轄下にありまして、さらには根拠となる法令は、『学校教育法』となっています。
そして、こちらですが、幼稚園教育要領という指針も定められていますし、そして学校と同じ位置づけなどにされています。
そして、先生も、教員免許の一種とされている『幼稚園教諭免許』というものが必要になります。
音楽や図工、そして体育など、学校と同様に、教科に関する知識なども求められます。
また『幼児の心身の発達助長』を設立の目的とされているため、早期教育だったり、さらにはお受験対策などを打ち出しているものというものも多くあるようです。
そして、これに対して、保育園の管轄というものは『厚生労働省』になります。
根拠法令は『児童福祉法』となっていて、保育所保育指針に則った福祉施設扱いというものになっています。
先生は『保育士資格証明』が必要となってきますが、こちらは教科だけではありません。
児童心理学だったり、さらには生理学など、子供に密着した学習内容などが多く見られます。
保育園では、家庭の事情で保育できないというような子供の保育を目的としているようです。
ですから、自由遊びだったり、さらには、手洗いうがい、そしてトイレトレーニングなどの生活習慣を教える時間も長いとされています。
幼稚園と保育園は保育時間が違う
このように管轄や制度などが違いますし、さらには先生の配置基準も異なってきます。
なので、補助金の基準だったり出処なども、変わってくることになりますね。
さらに、幼稚園指導要領では、幼稚園の一日の保育時間は4時間が標準とされていて、そして保育園は8時間が原則とされているようです。
園によって基準などは異なってきますが、しかし、やはり全国的に見ていても保育園のほうが、子供を預けられる年齢などが幅広いですし、さらには保育時間も長くなっているということは同じです。