皆さんはプラシーボ効果というものはご存知でしょうか。
このプラシーボ効果には知られざるメリット、そしてデメリットがあるといわれています。
このプラシーボ効果とはいったいどういった意味なのか、そしてメリットデメリットについて今回は詳しくご紹介したいと思います。
プラシーボ効果とは?
プラシーボ効果というのは、一言でいうと偽薬(ぎやくplacebo)のことをさします。
本物の薬のように見えるという外見をしていますが、薬として効く成分は入っていないということになり、偽物の薬の事となっています。
成分としては、どういったものが含まれているのかというと、まずは少量ではヒトに対してほとんど薬理的影響がないとされている、乳糖やでんぷん、生理食塩水が使われているといわれています。
このPlaceboですが、ラテン語で、「私は喜ばせる」という意味もあり、日本では「プラシーボ」と呼ばれているんですね。
従って、このプラシーボ効果(反応)ですが、このような薬理作用のないものを飲んだとして、もたらされる症状だったり、効果のことです。
このプラシーボ効果にはどういったメリット、デメリットがあるのでしょうか。
プラシーボ効果は思い込みで変わる
たとえば、薬を相手に出し、「これは痛みなどによく効く」といわれて、乳糖を飲んだとします。
すると、痛みがなくなったりします。
この場合、プラシーボにあたるとされているのが乳糖であり、プラシーボ効果にあたるとされているのが鎮痛効果でありとされています。
一方、薬でもないのに、薬と思い込んだことで、逆に吐き気がでたりすることもあります。
その場合、吐き気が副作用にあたります。
その時の望まない副作用(有害作用)が現われることを、ノセボ効果(ノーシーボ効果、反偽薬効果)といわれています。
このノセボ効果ですが、副作用があると信じ込む事により、その副作用がより強く出現するといわれているようです。
人間の思い込みという作用はかなり強いといわれていて、痛みに効くといわれると本当に効果があったりしますし、さらには副作用がある、といわれると副作用が出てくるということも生じるようですね。
偽薬を使った場合などはこうした兆候が顕著に表れますので、こうしたものも含めてプラシーボ効果であるとされています。
いかがでしたか?
プラシーボ効果というと、メリットばかりと考えるイメージもあると思いますが、反対に悪い効果なども現れてしまいますので、デメリットも生じる可能性があります。
人間の思い込みというのは強いですので、状態などが顕著に変化していくことが素晴らしくもあり、または逆に怖いことも起こり得るということになります。こうしたことも考えてプラシーボ効果を使ったりは行う必要がありますね。