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視写とは?その意味と効果をわかりやすく解説します

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視写とは、文章を見ながら白紙にその通りに書き写すことです。
主に学校教育で用いられ、文章の構成・表現技法の理解や、速記力・集中力を身につけることを目的としています。

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視写の目的は?

ただ文章を漫然と書き写すだけだと、指導効果はありませんが、子ども達が一文一文を丹念に読むことになると、その文を選んだ理由をまとめたり述べたりすることで、主体的に読む力が育つのです。

大事なのは、児童が何のためにこの視写をやっているか目当てを理解していることです。

時間つぶしの苦痛な作業になってしまわないように、今、何を目当てに視写しているか、どんな力が身につくか、はっきりとつかんで作業してることが重要です。

昔から文章上達には名文を書き写すことだ、繰り返し音読することだ、などとよく言われています。

自分の好きな・気に入った内容の文章個所や、印象的な会話文・心理描写・情景描写、また、昔からの名詩・名文・有名な和歌など、こうした文章個所を書き写すことから始めます。

言い回しや構文を確かに記憶に留めるために、また、文章表現を味わうために視写します。
視写は作文上達に効果を発揮するだけでなく、音声表現にも効果を発揮します。

ていねいに書き写していくことに意義があり、あやふやな文章理解であったものが、視写すると一字一文をしっかりと押さえて理解できるようになるのです。
そして、内容理解で思わぬ発見をすることも出てきます。

視写すると、それまで見落としていた表現のよさを改めて発見することができます。

例えば、こんな言葉や表現の仕方があったのか、など、それまで見落としていた意味内容を改めて発見することもあります。

視写をすると内容理解と音声表現の力がアップする

さらに、視写することで、文章の細かいところまで気づくことができ、内容理解が容易に深くなります。
内容理解がふかくなると、音声表現のしかたも驚くほどスムーズに表現豊かになります。

十分に理解できてない文章個所は、つっかえた読みや自信のない読み方になります。
読みの途中で間違えてしまったり、どんな意味内容か立ち止まって考え直したりもします。

そこで、理解困難な文章個所があったとき、そこの文章個所だけを視写します。
そうすることで、視写によって内容理解が深まり、どう音読したらよいかが分かってくるようになるのです。

複雑な構文個所や段落個所などを視写するだけでも、理解が深まったり音声表現が上手になるのです。

文豪と言われていた人たちも、尊敬する先輩の文章を視写して学んだというエピソードもあるようです。

視写の繰り返しによって、書くことに慣れ、筆速を早め、書くことを学習に生かすことができるようになるのではないでしょうか。

文や、文章を視写することによって、より確かな、より豊かな理解をもつことができ、また、文字、文の書き方などの基礎となるものが自然に身に付いていきます。

視写は誰でも苦手でも嫌いでも取り組める

視たことを写すだけなので、誰でもできます。
誰でもできることだから、苦手でも嫌いでも取り組むことができます。

日本語だけでなく、英語、中国語など様々な国の言葉にも同じことが言えます。

繰り返しやれば誰でも書ける語数が増えていき、そうなればほめる機会が増え、成長を実感する機会が増えるのです。

1日10分の視写の時間でも、続けていくことで自ら文章作法を学び、それを自分の表現力に生かすことができるようになるのではないでしょうか。

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