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連合と共産党はなぜ仲が悪い?その訳をわかりやすく解説します

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最近、政治のニュースでよく耳にするのが、「連合」と「共産党」です。

衆議院の補欠選挙では、野党統一候補が自民党に敗北。
共産党の志位委員長が民進党が応援に来なかったことを批判するなど、
両党の関係を巡って、様々な憶測が流れました。

民進党が野党統一候補を応援しなかったのは、
支持団体である「連合」に気を遣ったと言われています。
連合が共産党を忌み嫌っているためです。

ここでふと疑問を持った人は少なくないのではないでしょうか?

それは・・・
「連合と共産党はなぜ仲が悪いの?」

連合も共産党も労働者の味方であるはず。
にもかかわらず、両者はなぜ仲違いするのか?

そこで、連合と共産党の仲が悪い理由について調べてみました。

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そもそも連合とはどんな組織

連合の正式名称は日本労働組合総連合会。
結成されたのは、1989年11月21日です。

日本では1960年代後半から社会党と民社党系の様々な労働組合の運動を
繰り広げてきましたが、これらの組合が合流して連合は誕生しました。

結成時の組合員の数はおよそ800万人。
2016年2月の時点ではおよそ689万人となっています。

連合の活動目的は、会社の労働組合に加入している従業員の生活向上を図ること。
春闘など賃上げの団体交渉を行う際に重要な役割を果たします。

組合というと、共産主義のこと?と思う人がいますが、
これはまったくの誤解です。

連合に属する労働組合は資本主義の下で活動しているからです。

会社の労働組合の委員長は出世ポスト

会社の労働組合は組織に属する人間の集まりで、社員は組合員となります。
委員長は組合員のトップであるため、経営側はできるだけ良い関係を築きたいと考えます。

そのため、委員長は高い評価を受けやすく、
会社では人事課長に昇進したりします。

企業と共に歩む労使協調路線。
それが連合という組織のありようなのです。

共産党は資本主義の象徴である株式会社を否定

共産党はそもそも資本主義を否定する存在です。
そのため、資本家である会社経営者を従業員を搾取する存在とみなします。

つまり、資本主義を肯定する連合と否定する共産党は、
そもそも相容れない関係にあるのです。

「連合は経営者の犬」という批判をする人がいるのは、
こうしたイデオロギーの違いが背景にあるのです。

連合と共産党の不仲の理由には宗教の問題も・・・

労働組合というのは、そもそもは憲法や法律で保障された権利です。
本来は主義主張や思想信条とは一切関係ないはずですが、
一部では宗教上の対立が起きているという指摘もあります。

連合の源流をさかのぼると、キリスト教社会主義運動が関わっていて、
日本に輸入されて出来上がったというものです。

連合が支持する民進党にはクリスチャンが多いと言われていますが、
彼らは当然無宗教の共産党には投票しません。

野党共闘で民進党内から反発の声が上がるのは、
こうした事情があるためです。

まとめ

ということで、連合と共産党が不仲な理由についてご紹介しました。

労働組合は共産党を中心とした左翼系の活動だと思っていた人には、
参考になったと思いますが、いかがだったでしょうか?

ちなみに、連合とは別に共産党系の労働組合も存在しますので、
労働組合イコール連合ではないことも覚えておいてください。

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