無人航空機「ドローン」は、マスコミやあらゆるメディア関係、
個人的な撮影や趣味に至るまでどんどんその活躍の幅を広げてきています。
しかし、無人航空機と言っても勝手に動くわけではなく、
操縦する人の腕前というものが、ある一定以上必要であることに変わりありません。
操縦する人に技術が無ければ思わぬ事故やトラブルを招いてしまい、
実際法律に触れる行為に発展してしまったケースもあるほどです。
とはいえ、国家資格のように国が認める形での
ドローンの操縦士資格というのはまだ設定されていません。
そんな中で、いかにしてドローンを操縦する技術があるかというのを証明するかというと、
養成スクールでの認定試験や協会が定めるドローン検定を受けることが一番早いでしょう。
JUIDA認定スクール
東京にある認定スクールにて、一定のカリキュラムを受講して認定資格を得ます。
JUIDAとは、無人航空機システムの技術や研究、安全に運用するためのルール作りや、
そのための人材育成などを目的とした財団法人です。
・ドローン操縦士養成コース
・ドローン安全運航管理者養成コース
があり、どちらも1日〜2日間の講習を受け、試験に合格すれば認定資格を得られます。
ドローン検定
ドローン検定協会が定める試験に合格することで認定資格を得られます。
こちらの検定は筆記試験のみで、4級〜1級までのレベル別となっています。
1年の間で2ヶ月毎に検定試験が行われているので、
まずは知識からおさらいしたいという方にはピッタリの内容となっています。
ドローン操縦士の求人
ドローンの操縦資格には明確な国家資格などはありませんが、
その分認定資格やこれまでの運転時間や技術のレベルの高さが必要になります。
ドローン操縦士に求められるのは、
・映画やドラマなど映像空撮
・災害現場の撮影と調査
・人が立ち入れない橋などの調査
などがあります。
報酬は仕事の内容によって様々ですが、技術がある人に対しては
映像1本で30〜50万円が支払われることも。
今後、高い技術を持ったドローン操縦士への需要も高まってきますが、
決して素人が簡単に活躍できるものではありません。
技術を磨き、扱い方や法律などの知識をしっかり蓄えて実践する…という、
他のどんな仕事にも同じように言える努力が、必ず必要であることを忘れてはいけません。
高額収入までの道のりは長そうですが、身に付ければ
かなりの力になってくれる技術と資格なのではないでしょうか。