町を歩いて時に、食べ物屋など看板で
「本家○○」「元祖○○」というのを見かけることがありますよね。
どちらもよく似た言葉ですが、
あなたは「本家」と「元祖」の違いを説明できますか?
そこで、わかりやすく解説したいと思います。
まずは「本家」と「元祖」の意味をみてみましょう。
「本家」と「元祖」の意味
●本家(ほんけ)
一門や一族の主となる家筋。大元の家筋。
分家の側からみた元の家。
その一族の元となる血筋のことです。
●元祖(がんそ)
ひとつの家系の最初の人。
ある物事を最初に始めた人。
創始者つまり最初に始めた人のことです。
「本家」と「元祖」の違いと使い分け方
本家と元祖の違いは以下のようになります。
「本家」は、家や店などを指します。
「元祖」は、最初にある物事を始めた創始者で人物を指します。
たとえば、商売で主流の家柄ののれんを受けついでいる場合、
「本家○○」という屋号を名乗ることができます。
ただし、「元祖○○」の看板を出して商売をしている場合、
○○が人物名ではなく商標名のこともあります。
したがって、本家と元祖には、
厳密な違いや使い分けの決まりはなく、
ほぼ同じ意味と考えてもいいでしょう。
ちなみに、よく似た言葉に、
「初代」というのもありますが、
これは店や流派等を最初に立ち上げた人になります。
意味的には、本家や元祖とあまり違いはありません。