「メーデー」というと、祝日、さらには、外国においての何かの記念日のようなイメージがありますが、詳しくは知らないという方も多いと思います。
そこで、今回はこのメーデーの意味、そして由来というものを分かりやすく解説したいと思います。ぜひこの機会に頭に入れておいてくださいね。
こちらの、メーデーですが、直訳すると「5月の日」ということになり、そのままの意味なのですが、詳しい意味になりますと、まず世界各地で毎年5月1日に行われている祭典のことを言うんです。
メーデーの由来はアメリカの労働者のストライキ
この5月の1日には、全世界の労働者たちが、一斉に労働者の権利、さらには政治的要求を掲げて、デモンストレーションを行うといった日になるんです。
こちらのメーデーの由来ですが、もともと1886年5月1日において、アメリカのシカゴを中心として、8時間労働制要求といった統一ストライキを行われたというのが起源とされいているんです。
当時は、一日12時間から14時間労働というものが当たり前だった時代だったんです。
「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間は、おれたちの好きなことのために」といったことを目標として一斉にストライキなどが行われたといわれています。
こういったことを起源として、5月1日は全世界で、メーデー、または「労働者の日」とされるようになったんです。
しかも、世界の80以上の国では、こちらの5月1日のメーデーを祝日とされているようです。
日本のメーデーが祝日にならない理由
しかし、残念ながら日本ではこちらのメーデーはあまり一般的ではありませんし、意味なども知らない方が多いです。
さらには祝日になっていませんよね。意味合いが勤労感謝の日などと似ていることだったり、さらにはGWに日にちが近いということで、金融機関などが長期間お休みになるということも問題、という風な意見もあり祝日化は難しいといわれているみたいですね。
しかし、最近では企業によっては、こちらのメーデーを会社の休日としているところもあるようです。
さらには、特に大企業なんかでは、休日にしているという企業も多いようです。
中には他の祝日だったり、さらには土日からの振り替え休日としている企業もあるようです
もしもメーデーが祝日として扱われていたとすれば、日本の2015年のカレンダーでは、GWが5月1日〜5月7日までといった7連休になりますのでさらに休みが長くなりますね。
いかがでしたか?メーデーというのは日本では一般的ではありませんが、実は全世界では当たり前のように祝日とされている日であり、労働者の日としてデモなどが行われる特別な日となっています。
しかし、労働者としては、こちらのメーデーという日が日本でも祝日になる日というのが本当に楽しみですし、祝日化されることを祈ってしまいますね。